イー・ウーマン（ewoman）

直接的な虐待に限らない（グッドラック・千葉県・50）

私の勤務先は、緊急事態解除後もテレワーク推奨の方針を継続しています。私自身には子どもがおらず、語れる実体験は無いのですが、最近社内の人々からよく聞く話として「夫婦共に在宅になってから、何かと喧嘩が増えた」ということ。間接的ではありますが、両親の諍いを子どもの前で見せることも精神的な虐待ではないでしょうか？

増加不安（真打ち・栃木県・50）

私には、新たな虐待は今後増加するのではとの懸念がある。外出自粛の解除等、一定の緊張感が緩みがちになる事で、抑えられていた感情が悪しき方向へ向かう可能性を危惧している。例えば、保護者の経済不安(解雇や減給による転職希望者)に起因した虐待は、ハローワーク等で把握した情報の背景に注視する事で、防止できないだろうか。生活リズムの変化で、情緒が不安定になった子どもも増えると予想される中、行政間の連携を保ち、保護者と子どもはセットで捉えて欲しい。

第三者の介入が必要だと思います（めぐっち・50）

子どもは絶対的に弱者であり、わが子へ愛情を注げない親は子育てを学ばなくてはいけません。第三者の人の目があるところで子育てを学ぶ経験が出来るような環境があれば、親子共に救われるのではないでしょうか。

目に見えないもの（Piwo・37）

私は3月から在宅勤務をし、もともと在宅勤務の夫とはコロナ前から不仲で、今回の外出自粛中は口論が耐えませんでした。子どもたちに対して何かというのではなかったですが、親の不仲を目の当たりにし子どもたちも精神的に負担があったようです。大人が考える以上に、子どもたちも感じ、考え、そして不安になっているんだと考えさせられました。子どもたちが安心して暮らせるため、虐待に至らないまでにしても、色々な気遣いが必要です。

虐待はないが兄弟喧嘩が多い（coco1928・石川県・44）

私の職場の同僚達の話からは、虐待的なものは感じませんでしたが、「子ども達のストレスが溜まり兄弟喧嘩が絶えなくて大変だ」という話をよく聞きました。もしかしたらそれで子ども達を怒る機会も増えてしまっていたのかもしれません。「どこの家庭も似たような状況だね。お互い頑張ろうね。」と励まし合いながら乗り切ってきました。

近くで感じることはないです（やっちゃん２４・大阪府・51）

stayhomeで近隣の子どもたちに出会うことがなかったです。私ごとで言えばこの数週間とびとびの日程で、近くに住む甥がたくさんの宿題を携えて、家に来ていました。ずっとstayhomeだったので、甥にとって祖母宅と自宅で交互に過ごすことは気分転換になっていたのだと思います。親にとっては適度な距離感が寂しさを感じさせたようで、よい期間の過ごし方だったのだと思いました。

表面化しにくい（パフィンドーナッツ・埼玉県・51）

自分に子どもがいない事もあり、なかなか子どもに関する事に関わる事がないので感じる事がありません。職場ではお子様をお持ちの方が多く、大変そうです。子持ち社員同士は色々と話をしているようです。また、職場は女性上司（お子さんがいらっしゃる）と言う事もあり、かなり配慮をしているなと感じます。しかし、自分の事でいっぱいいっぱいの大人が、お子様の事までケアするのは考えただけでも、かなり厳しいのでは無いかと思います。

New Societyが必要！（シンゴパパ・静岡県・53）

在宅で、スーパー以外ほとんど家から出ていないので、気付くための情報が入ってこない、というのが現状です。New Normalな生活には、New Societyが必要で、働き方の変化とともに、住まいの仕方、コミュニケーションの取り方など、変化に対応していくことが必要だと思います。サッカーチームの練習も再開したので、週末はコーチとして、子どもたち、親たちのストレス発散にも貢献したいと思います。

たくさんの投票と投稿をありがとうございます。YESは約2割ということで、思ったより少ない印象です。やはり、不適切な子どもへの関りは、見えにくくなっているということもあるかもしれませんね。
 
YESにもNOにも同じ方向の投稿があるのが印象的です。
YESのグッドラックさんはよく聞く話として「「夫婦共に在宅になってから、何かと喧嘩が増えた」ということ。両親の諍いを子どもに見せるのも精神的な虐待ではないか」と指摘くださいました。
NOのPiwoさんはご自身の夫との口論が「子どもたちにも精神的に負担、不安」があったようだと述べられています。
 
真打ちさんは「新たな虐待は今後増加するのでは……生活リズムの変化で、情緒が不安定になった子どもも増える」と、保護者の経済不安によるイライラや子どもの情緒不安について投稿くださっています。
パフィンドーナッツさんも「自分の事でいっぱいいっぱいの大人が、お子様の事までケアするのは考えただけでも、かなり厳しい」と指摘くださいました。
 
家で子育てしながらの在宅勤務により、子どもが低年齢の場合には、親のイライラやストレスはかなり限界に近付いているように思います（子ども自身もなのですが、それはまた書きますね）。
 
シンゴパパさんの「New Societyが必要」という投稿には大きくうなずきました。突然降ってきたコロナ禍において、登園自粛や分散登校、在宅勤務が準備なく余儀なくスタートしました。
突然、家庭の中に、(子育てではなく)保育や幼児教育、授業、職場の機能を、いっぺんに求められたという状況です。家事・育児はそのまま継続の上にです。
 
今までの家族の生活のまま、その状況に合わせてくのはとても難しいこと。無理やり合わせようとするのではなく、難しいからこそ、どうしたら家族がいかに気持ちよく過ごせるのかを考えて、家族で相談・協力したり、またはいろいろな手を利用することが大切だと思っています。
 
いろいろな手というのは、たとえば以下のような方法です。
・登園自粛であっても、家庭的に難しければ登園をお願いしてみる
・子どもが登園できず、在宅勤務との両立が難しければ、一時保育やファミリーサポート、またはベビーシッターなどを利用
・家事は便利家電を投入
・食事は冷凍食品や宅配弁当なども利用　など
 
筆者のブログにも「登園自粛で限界を感じたら…」　というテーマで書いていますので、ぜひ参考にしてください。
 
コロナ禍。子どもへの新たな虐待、気付くことありますか？
分散登校や登園も始まっている中、虐待とまではいかなくても、子どもへの不適切なかかわりやコロナへの過剰な対応の中で、子どもの心が置き去りになっていることがないでしょうか。
ご自身の体験や子どもに対して感じること、周囲の子育ての様子など、気付くことがあればぜひ具体的にお聞かせください。

★高祖議長の過去の円卓会議より

・「休校」。親子のストレス、減らす方法ありますか？

・虐待通告、ためらいますか？ 

・「ワンオペ育児」。母親の負担を減らす方法、ありますか？ 

 

★コロナ関連テーマのバックナンバー掲載中！
 

• 2020.06.08
• 高祖常子 子育てアドバイザー、インターネットサイト「こそだて」編集長、NPO法人児童虐待 防止全国ネットワーク理事