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会議番号:3597 開催期間 2020年06月05日- 06月12日
たくさんの投票と投稿をありがとうございます。投稿では、子どもたちの気持ちに寄り添う言葉も多く寄せられました。 「保護者や教師には、習熟度(学習)と、休校中の過ごし方(生活)を考慮した対応と、表出している部分以外の、潜在面にも注視して欲しい」(真打ちさん)、「周囲が眉をひそめる虐待だけでなく、大人の都合(今回は政府の判断)で子どもの環境や気持ちが振り回され、大人と同様に疲弊しているとの認識が必要」(Nekosaurusさん)という視点は、とても大切だと思います。 会議1日目のコメントでも紹介させていただいた「学校再開にあたり、日本の先生方へのメッセージ~国連子どもの権利委員会委員 大谷 美紀子 弁護士より~」の文中に、「友だち同士の触れ合いにも神経質になっている子どもたちもいて、再開後の学校では、トラブルも起きやすいかも知れません。休校中の生活リズムから戻れなかったり、休校中の学習の状況のために、学校再開後により大きな学習の遅れを抱えたりする子どもたちもいるかも知れません」ということも指摘されています。 コロナ禍において、子ども自身も多くの不安や悩みを抱えています。そして園生活や学校生活が改めてスタートしていますが、コロナ対策における制約もあり、今まで通りということにはならないでしょう。また、子どもにとっては、園生活や学校生活の再開によって、友達や先生との関係、勉強の進捗などが大きな心の負担になっていることもあります。今の時期だからこそ、親や保育士、教師、周囲の大人は、子どもの困りごとに寄り添う姿勢が必要です。 さらに、まだまだ分散登校が続く中、親が子どもの勉強を見るにあたって、思い通りに勉強や課題が進まないことに対してイライラが募るという話も多く聞かれています。 子どもの貧困に取り組むNPO法人キッズドアが、親子に向けて冊子を作成(2020年5月7日リリース)し、筆者も内容へのアドバイスなどをさせていただきました。冊子のpdfは無料でダウンロードできますので、ぜひご活用ください。「緊急事態を親子でのりきる!ストレスをためない家でのすごしかた」小冊子 この冊子の中の言葉ですが「色々あったけど、 とにかく今日1日、 頑張ってなんとか家で過ごせた! それだけで十分。自分も子どもも、ほめてあげましょう」という考え方がとても大事だと思っています。 bleuberry53さんからは「学校なども過去の制約を振り切る積極的な行動が求められている時期である」という投稿をいただきました。学校に行かなくていいスタイルの方が、安心して勉強に取り組めるという子どももいます。コロナが過ぎ去った後も、今回良かった点はうまく取り入れられるといいのではと思っています。 コロナ禍。子どもへの新たな虐待、気付くことありますか? 分散登校や登園も始まっている中、虐待とまではいかなくても、子どもへの不適切なかかわりやコロナへの過剰な対応に対して、心配を感じることはありませんか。 コロナ禍によって親子の生活が変わったことによって、ご自身の体験や子どもに対して感じること、周囲の子育ての様子など、気付くことや、よかったこともあればぜひ具体的にお聞かせください。
★高祖議長の過去の円卓会議より
・「休校」。親子のストレス、減らす方法ありますか?
・虐待通告、ためらいますか?
・「ワンオペ育児」。母親の負担を減らす方法、ありますか?
★コロナ関連テーマのバックナンバー掲載中!
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