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会議番号:3601 開催期間 2020年07月03日- 07月10日
中国の「世界に開く窓」だった香港が、騒然としています。北京政府は「香港国家安全法」を定め、治安維持に直接、乗り出しました。民主化を主張してきた団体は解散に追い込まれ、市民は「香港独立」と書いた紙を持っているだけで「国家の安全に危害を加える」と逮捕されています。香港の民主化運動はどうなるのか、あなたは気にかけていますか? 関心を持って見守っている人は「YES」。それほどでもないと思う人は「NO」に投票してください。併せて、香港で起きていることをどう考えるか、困難な中で民主化を叫ぶ人たちにどんな印象を持つか、あなたの思いを投稿してください。 武装した警官がデモ隊を鎮圧する映像が流れる中、1通のツイッターが世界に向け発信されました。 「私、周庭は、本日をもって、政治団体デモシストから脱退いたします。これは重く、しかし、もう避けることができない決定です」。 周庭(アグネス・チョウ)さんは、日本のポップカルチャーやアニメにはまり、独学で日本語を習得した23歳の女性です。デモシストは民主化学生組織「学民思潮」のことで、19歳から副事務局長を務めていました。民主化の旗を振る女性リーダーでしたが、「香港国家安全法」の成立で、デモシストは「反国家的団体」とされる恐れがあり、命の危険に晒されています。 「絶望の中にあっても、いつもお互いのことを想い、私たちはもっと強く生きなければなりません。 生きてさえいれば、希望があります」 ツイッターは、そう結ばれていました。 政府を批判したり、「独立」を主張するだけで、逮捕され、最高終身刑という重罪に問われる。自由だった香港がそんな状況に変わろうとしています。 周さんらが主張する「政治的自由」は、私たちにとって当たり前のことです。しかし、中国では許されない。1997年に英国から返還された香港は「一国二制度」によって政治的自由は認められていたのですが、習近平政権は本土への波及を恐れ、強権的な政策に転じました。国際社会は中国のやり方に批判的です。中国政府は「国内問題だから」と意に介しません。それぞれの国に「主権」があり、外から見れば理不尽なことでも「内政干渉は出来ない」のが国際的なルールです。しかし、民主化に取り組んで来た人たちが頼りにするのは国際世論しかありません。 こうした事態をどう受け止めたらいいのでしょうか。これから一週間、隣国で起きていることを皆さんと一緒に考えたいと思います。私たちが、こうして自由に語り合うことができる幸せを噛み締めながら、あなたの声をお待ちしています。
★山田議長の過去の円卓会議より
・香港の抗議活動、注視していますか?(2019年6月)
・米大統領選。「トランプ再選」、あると思いますか?
・安倍政権。長期政権の緩み、ありますか?
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