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会議番号:3612 開催期間 2020年10月02日- 10月09日
ハリス対ペンス、副大統領候補のテレビ討論が開かれました。ペンス氏は、自分の発言時間が過ぎても話をやめないことがたびたびあり、女性の司会者が制止しても、まったく意に介さず、話を続けていました。人の話を聞かないというのは、トランプ政権の特徴かもしれませんが、保守主義者というのは、女性を軽視する傾向があるのかもしれません。 さて、大統領選の日本への影響、そして日本の首相はどんなメッセージを大統領におくるのがよいのか、いろいろなご意見をいただきました。 トランプ氏が当選した場合、いぬいるかさんは、「これまで以上に強硬な姿勢に出て、日米同盟においては日本に対し、『もっと金を出せ、そうでなければ縁を切る』と迫るのではないか」と見ています。駐留経費を出すのがいやなら武器を買え、となりますから、やっちゃん24さんは「ますますアメリカから軍事関係輸入が増え、防衛問題が大きくなり北朝鮮問題も日本にとって良い方向には進まない」と言います。お友達のシンゾーもいなくなったのだから、遠慮なく言わせてもらう、ということになるかもしれませんね。 バイデン氏が勝った場合、やっちゃん24さんは、「経済は今までのしっぺ返しから株価は下がると思うので、日本にとって厳しくなる」とみます。たしかに、トランプ政権は、米連邦準備制度理事会に金融の量的緩和策を進めるようごり押ししていましたから、バイデンさんになれば、金融緩和が一段落し、その反動で、株価が下がり、それが世界の市場に波及するかもしれません。 n.danさんは「どちらが大統領になるかによって、安全保障や経済が気になります」と言っていますが、トランプ氏なら安保、バイデン氏なら経済への影響が大きいかもしれません。 そうなると、菅首相は新大統領に何を伝えたらいいのか。unagiさんは、トランプ氏に対しては「(安保の)経費負担についてはっきり主張はしてほしい」と言い、バイデン氏に対しては、「TPP参加など国際社会をもっと意識してくれそうなので、日本はその協力を惜しまないことを伝えてほしい」と言います。その通りですね。blueberry53さんも、どちらが大統領になるにせよ、菅さんには「主張すべきことはきちんと主張する外交」を期待しています。 ただ菅首相は、官房長官時代、官僚の用意した想定問答を読み上げることが多かったですから、自らの言葉を出せるのかどうか、真打ちさんは、「菅首相からの祝辞には、米国も一目置くような、"文例集"から多少はみ出た気の利いた言葉を期待している」と述べています。 真打ちさんは、「政治家には、感情の起伏で物事や印象を変化させる影響力があり、その舵取りを誤ってはならない」と、政治家にくぎを刺しています。トランプ政権の安全保障担当補佐官だったジョン・ボルトン氏の『回顧録 トランプ大統領との453日』の翻訳が出版されたので読んだら、トランプ氏について面白い記述があったので、ご紹介します。 「トランプ氏は自らの直感と、外国首脳との個人的な関係、そして何よりテレビ向けに築き上げたショーマンシップだけに頼って、行政府を運営したり国家の安全保障政策を策定したりできると信じていた」 コロナ感染も「神の恩恵」と言い張るトランプさんのショーマンシップは、見事なもので、今回の選挙は、トランプ対バイデンではなく、一人芝居が掛かるトランプ劇場の入場券を買うか、買わないかを選択する選挙かもしれませんね。その結末は、米国だけでなく、世界、そして日本への影響も大きいと考えると、注目していくしかなさそうです。一週間、この議論に参加いただき、ありがとうございました。★高成田議長の過去の円卓会議より・米中貿易協議、注目していますか?・日米同盟、安泰ですか?・トランプ大統領就任4か月、評価しますか?(2017年4月)
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