働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3634 開催期間 2021年03月26日- 04月02日
皆さん、こんにちは。ICT分野の調査コンサルティング会社、MM総研所長の関口です。今週も1週間よろしくお願いいたします。今回のテーマはLINEやフェイスブックなどSNSサービスの個人情報管理についてです。 メディアでも話題になりましたが、LINEの顧客データが開発委託先の中国から長期間にわたり覗ける状態にあったことが問題となりました。LINEは韓国の大手ネット企業、NAVER(ネイバー)の日本法人が開発したSNSサービスです。人気タレントのベッキーを使った広告であっという間に日本のコミュニケーション・プラットフォームになりました。 こうしたLINEの急成長に対し、楽天の三木谷浩史会長兼社長が「フェイスブックを使うと情報がアメリカに漏れ、LINEを使うと韓国に漏れる」と警鐘を鳴らしていましたが、韓国でなく、中国に情報が漏れていたというのも驚きでした。これはソフトの開発やデータの保管管理をLINEが日本から中国に委託していたためです。 「オフショア開発」と呼ばれるこうした海外へのソフト開発委託はICT業界ではごく一般的なことですが、今回のLINEのケースはなぜ大きく注目されたのでしょうか。それは中国が2017年に施行した「国家情報法」により民間企業が扱う顧客データについても政府が情報収集の対象にすると定めたからです。 問題の発覚を受け、LINEは中国に保管していた顧客の会話データなどを日本に移すと表明しましたが、ユーザーとしては不安の種がなくなったわけではありません。LINEは厚生労働省など政府や地方自治体の公共サービスにも使われており、SNSサービスはクラウドと呼ばれる巨大なデータセンターに情報を預けていることから、自分の個人データがどこに保存され、どこでどう使われているのかわかりにくいためです。 そこで皆さんへの質問ですが、皆さんはSNSサービスの個人情報管理について不安を感じますか? YesかNoで答えていただき、その理由やお使いのサービス名などを合わせてお寄せ下さい。それでは今週もたくさんのご投稿をお待ちしております。★関口議長の過去の円卓会議より・スマホ決済、不安を感じますか?・キャッシュレス。実践していますか?・GAFAの個人情報収集、気になりますか?
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.