働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3634 開催期間 2021年03月26日- 04月02日
皆さん、こんにちは。MM総研所長の関口です。本日もたくさんのご投稿ありがとうございます。「SNSの個人情報管理が心配」という方は31日朝の段階で85%。前回と変わらずですが、依然としてSNSサービスには皆さん様々な不安を抱いているようです。 前回、SNSから個人情報を守る防御策についてお聞きしたところ、皆さん色々工夫をされているというお答えをいただきました。IZUMIさんは「連絡先から検索できないように設定している」、おがわさんは「必要最小限な情報を登録し、拡散・閲覧範囲をできるだけ限定している」とのことです。2kishir0さんは「会社とプライベートでパスワードを分ける」といった使い方をしているそうですが、「ズームや今流行りのクラブハウスといった音声サービスも漏洩するのでは」と警鐘を鳴らしています。 「SNSの個人情報管理は心配でない」というパフィンドーナッツさんは「個人情報が韓国、アメリカ、中国に洩れると言うのは以前から言われていたこと」だと指摘、LINEでは知られても構わないようなことしか書かず、フェイスブック、ツイッター、インスタグラムなどはあえて使用していないそうです。Jerrybさんも「パスワードが1つ漏れたら芋づる式に漏れてしまわないように異なるSNSを連携させないようにしている」とのことでした。 私も仕事がら、SNSのアカウントは色々持っていますが、基本的には内容が漏れても問題がないことしか書き込まないようにしています。それよりも一番心配なのはSNSのアカウントが様々な情報サービスの認証手段に使われていることです。サービスごとにいちいちIDとパスワードを設定するより、SNSのアカウントで認証すれば確かに便利で、相手にパスワードを伝える必要がありませんが、逆にバックグラウンドで様々な個人情報が紐づけされることになります。知らず知らずのうちに個人の生活スタイルがすべてガラス張りになってしまう場合も考えられます。 もうひとつ心配なのは、使わなくなったりサービスを終了したりしたSNSサービスのアカウントをそのまま放置しておくことです。特にID、パスワードの使いまわしをしている場合は、そうした古いSNSサービスから情報が洩れることがよくあります。サービスを終了したSNSの場合、顧客データが勝手に売却されたり拡散してしまったりする恐れがあるからです。 こうした心配はSNSに限らずネットサービス全体にあてはまることですが、SNSも上手に使えば様々なコミュニケーションの輪を広げる有用なツールとなりますので、皆さんも入念に防御策を講じながらお使いいただければと思います。 さて、この円卓会議も私から皆さんに質問させていただくのは本日が最後となります。今回のLINEのケースでは個人の会話データなどが中国に保管されていたことが問題となりました。それを受け、LINEは顧客情報を日本に移すことを表明したわけですが、個人情報を適切に管理するために皆さんはSNSのサービス会社にどんなことをお願いしたいと思いますか。また政府に対してもどんな安全対策をとってほしいと思いますか。それぞれ理由をそえてご意見をお寄せいただければと思います。それでは本日もたくさんのご投稿をお待ちしております。★関口議長の過去の円卓会議より・スマホ決済、不安を感じますか?・キャッシュレス。実践していますか?・GAFAの個人情報収集、気になりますか?
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