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会議番号:3645 開催期間 2021年06月18日- 06月25日
議論沸騰の東京五輪。開会式は7月23日、あと35日です。ちょうど1カ月まえの6月23日、この日は日本にとって大事な日です。なんの日か、知っていましたか? 「知っている」人はYES、「知らなかった」という人はNOに投票してください。 「日本では、どうしても記憶しなければならないことが4つあると思います。終戦記念日、広島の原爆の日、長崎の原爆の日、そして6月23日、沖縄の戦いが終結した日です」 平成天皇となる明仁上皇は皇太子だったころ(1981年8月)こう述べています。第二次世界大戦で地上戦が国内で行われたのは沖縄だけでした。1945年4月に上陸した米軍は「鉄の嵐」と呼ばれる凄まじい攻撃を開始し3カ月で20万人が犠牲になりました。広島(31万人)、長崎(19万人)に匹敵する命が消されたのです。 日本軍司令官牛島満中将が自決し、組織的な戦闘が終わったのが6月23日。この日を「沖縄戦終結の日」とし、沖縄が占領下にあった1961年に「慰霊の日」として定められました。 毎年、糸満市摩文仁の沖縄平和祈念公園で式典が開かれます。昨年はコロナ禍で規模が10分の1に縮小されました。今年も式典に菅首相の出席は予定されていません。 そんなこともあり本土メディアは関心は薄く、「慰霊の日」によって意識される「沖縄の悲劇」への思いも希薄になったように感じられます。 国会では重要土地規制法案が成立しました。米軍や自衛隊基地の半径1キロの土地取引に目を光らす法律ですが、広大な基地を抱える沖縄では反対運動を監視する手立てになると危惧されています。 戦争が終わっても沖縄の悲劇は、終りませんでした。1972年5月に本土復帰しても基地は居座ったまま。米兵による少女暴行事件をきっかけに普天間基地の返還が決まったものの、名護市辺野古に代替基地を建設する本土政府の方針に沖縄は悲鳴をあげています。 菅バイデン会談で「台湾有事」が取り沙汰され、沖縄は米中対立の最前線として再び危うい状況に巻き込まれそうです。 沖縄に住む人々の目線に立てば、本土の沖縄依存と無関心に複雑な思いを覚えるのではないでしょうか。 コロナ感染で沖縄は緊急事態宣言が解除できません。医療崩壊寸前です。収入源である観光は大打撃で、暮らしに不安が広がっています。五輪開会式の一月前ですが、「慰霊の日」をきっかけに沖縄の現状に目をむけてみませんか。 「沖縄の『慰霊の日』、知っていましたか?」へのYES・NOの投票と併せ、今も続く「沖縄の苦難」にあなたの思いを投稿してください。
★山田議長の過去の円卓会議より
・沖縄の民意。活かす方法はあると思いますか?
・本土の人は、沖縄に冷淡だと思いますか?
・普通の人が政治家になるには障害が多すぎる、と思いますか?
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