働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3666 開催期間 2021年11月26日- 12月03日
ガソリンの価格や電気料金がはね上がるなかで、冬を迎えることになりました。脱炭素が急務となっているなかで、世界的な原油価格の高騰に生活を脅かされているのは皮肉な現象にも見えますが、石油文明にどっぷりつかってきた私たちへの試練なのかもしれません。 産油国からすれば、脱炭素、脱石油と消費国が言うから私たちもそれに従って供給を抑えている、ということでしょうか。産油国の腹の中は最後の荒稼ぎだと思っているのではと勘ぐってしまいます。ガソリン価格の値上がりに敏感な自動車王国の米国は、バイデン大統領が各国によびかけて石油備蓄の放出をはじめましたが、原油市場への効果よりも支持率回復の政治的効果を狙ったもののようで、お付き合いする岸田内閣も苦労しているようです。 原油価格の上昇で思い出すのは1973年の第1次石油ショックで、生活用品や食料品などの値上がりの「狂乱物価」という言葉ともに、石油元売り会社の社長が社内文書で流したとされる石油価格の値上がりは「千載一遇のチャンス」という言葉を思い出します。今回の値上がりで、経済産業省が石油元売りに補助金を出して価格を抑制するそうですが、あのときトイレットペーパーや洗剤の確保に走った私は「千載一遇に追い銭か」と思わず口走ってしまいました。 国際市況をみると、原油だけでなく、コンテナ船の輸送費なども高騰していますが、これはコロナ禍からの景気回復で起きる一時的な現象で、大騒ぎすることもない、という考え方できるかもしれません。「危機」のときほど冷静な見方が必要だと思います。 ということで、「石油価格、気にしていますか?」と題して、みなさんの見方やご意見をうかがいたいと思います。年末のあわただしい時期に入りますが、「働く人の円卓会議」にもぜひ、ご参加ください。
★高成田議長の過去の円卓会議より
・自民党、変わると思いますか?
・震災から10年、教訓を生かしていますか?
・米中貿易協議、注目していますか?(2019年12月)
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