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会議番号:3668 開催期間 2021年12月10日- 12月17日
たくさんの投票・投稿ありがとうございました。 Yesの方が69%と、コロナ禍においてもピアの皆さまの多くがこれまでと変わらず、検診を受けておられることがわかりました。 今回は、ヘルスリテラシーを向上させていくための方法について投稿をいただきました。 健康情報を得る場として、自治会の総会(真打ちさん)やオンライン市民講座(unagiさん)が参加しやすいのではないか、「よいかかりつけ医に出会えることで情報を定期的に得る機会があるのではないか(unagiさん)」、「学校という皆が参加できる場での教育は重要(パフィンドーナツさん)」などのご意見を頂戴しました。 また、様々な場で学んだことを「家族に話すだけでも啓発効果がある(真打ちさん)」と思います。マッくんさんのように「妻と2人で人間ドック」を受けるなど、家族や友人を誘って検診を受けることで検診受診率も上がります。そして、SallyChanさんのように快適な病院を見つけることで、より受診のハードルが下がり、継続的な受診にもつながるようです。 shoshoさんからは、「関係機関は最新の統計情報やリスク公開」を希望するとのご意見をいただきました。がん検診には精度管理が必要であり、検診が正しく行われているか評価するための指標の1つとして「プロセス指標」というものがあります。全国のデータは国立がん研究センターのHPがん統計 HOME:[国立がん研究センター がん統計] (ganjoho.jp)に掲載されており、各健診機関のデータは施設のHPで公開しているところもありますので、精度管理をきちんと行っている健診機関を選ばれるとより安心です。 ゆりえってぃさんからは「血液検査のみで簡単に診断できるのであればありがたい」とのコメントをいただきました。身体的負担を減らすためにも、採血や採尿による検査の普及が期待されており、体液を用いた検査はリキッドバイオプシーと呼ばれ、様々な開発が進んでいます。すでに商品化されている検査もあり、気軽に受けることができる検査もありますが、確定診断のための検査ではなくリスク検査であることが多いと思います。検査の目的や検査結果の解釈の仕方を正しく理解した上で検査を受けることが大切です。リスク検査で、高リスクと判断されれば、既存の検査(画像診断等)で確認する必要がありますが、低リスクだからといって健診を受けなくてもよいわけではありません。 これからコロナワクチンの3回目接種を受けられる方も多いと思いますが、日本乳癌検診学会からは、乳がん検診はワクチン接種前に行うか、接種後6~⒑週間の間隔をおいてから行うことが推奨されています。新型コロナワクチン接種後の副反応として、わきの下のリンパ節の腫れが報告されており、これは良好な免疫反応を獲得している兆候で心配ありませんが、乳がん検診のマンモグラフィや超音波の画像診断に影響を及ぼすことがあるためです。 (注)コロナワクチンの接種の有無にかかわらず、乳房に何らかの心配な自覚症状がある方は、放置せず速やかに医療機関(検診ではなく乳腺科・外科)を受診することが重要です。 生涯でがんに罹患する割合は50%、2人に1人はがんに罹るとされています。がん治療は新しい治療法や新薬の登場など医療の発展により、早期発見ができた場合の治療成績はかなり良くなっています。 検診を受ける・受けない、それぞれの考え方があるかと思いますが、乳がんを早期発見することで、①命が助かります ②乳房をきれいに保つことができます ③QOL(Quality of Life:生活の質)を落とさずにすみます ④経済的負担を最小限にできます。 今回の円卓会議を通じて、1人でも多くの方が検診を受けに行こう、と思うきっかけとなれば幸いです。来年の新しい手帳にも、ぜひ検診受診の1日を確保してください。 1週間ありがとうございました。★鈴木美香さんが登壇します! ぜひご参加ください。静岡フェムテック推進フォーラム2021年12月20日(月) 13:30~15:30 現地参加(先着100名)もしくはオンライン参加(zoom) 女性特有の健康課題をテクノロジーの力で解決する製品やサービスの情報が学べます。 詳しくはこちら★鈴木議長の過去の円卓会議より ・「女性ホルモン薬」ピル・ジェル等、使っていますか?・コロナ疲れ。体調変化ありますか?・気象の変化。体調に影響ありますか?
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