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会議番号:3671 開催期間 2022年01月28日- 02月04日
みなさん、最終日もたくさんの投稿をありがとうございました。 オミクロン株の感染拡大で、緊張感がある方は、78%まで増えています。 ここ数日の増加は、指数関数的な感じもあります。まん延防止等重点措置は、発令されていますが、未だ大きな効果は見えておらず、感染者増加による不安が大きな要因かと思います。 前回は、「子どものワクチン接種」についての考えをお聞きしました。 2kishir0さんやMichelle Sunnyさん、綾oooさんは、本人と相談、本人の意見を尊重するという意見があります。これは、そのとおりだと思います。その前提として、ワクチン接種によるリスクと有効性、安全性に関わる情報を説明して、選択肢として考えてもらうことは大切です。ただ、小学生低学年にワクチンの説明をすることは、大変難しいので、情報を説明する、理解してもらう工夫が必要です。病院でも、小児対象の臨床治験を行いますが、小学生へのインフォームドアセントは、バイアスをかけないように、そして、理解して納得してもらえるように、さまざまな準備が必要です。 今回のワクチンは、開発されて、まだ1年なので、長期的なことは、全くわかりません。1990年代に、ワクチン保存剤のチメロサールと発達障害の関係が報告されました。現在の疫学調査では、その関係は否定されていますが、長期的に考えた場合の不安は、どの薬剤にも起こるものだと思います。yukodeluxeさんのように、慎重な意見も多いと思います。だからといって、日々変化する感染対策の次の一手の判断をpendingにするのも非科学的です。今ある情報を整理し、小児科学会やワクチン学会の意見を確認すること。PMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)と厚労省は、国内の小児に対する接種を認可したわけで、そのプロセスや議論に使われ開示されたデータ(議事録などは、厚労省のHPに掲載)を確認し、理解することは大切です。 JIMAさんのように、打たない選択肢の理解を深めながら、社会機能を維持するためには社会全体の対策が必要との意見もあります。個々の事情を理解しながらも、社会全体で、感染対策をしていきたいですね。 Nekosaurusさんのように、いつまで?という率直な疑問もあります。 これは、ウイルス変異による疾患インパクトが大きいかと思います。新型コロナウイルスは、RNAウイルスなので、今後も変異は持続します。その中で、感染性を維持もしくは高めながらヒトへの病原性が低下していけば風邪のウイルスとしての対応で良いと思いますし、ヒトへの病原性が高いままであれば、予防、診断、治療は、十分に備えなくてはならないかと思います。 今回も、1週間、たくさんの意見をありがとうございました。第6波の真っ只中で、私も通勤などの日常生活、そして、感染患者への診療にあたっては、日々、緊張の連続です。次の変異に十分注意しつつ、感染爆発の収束を期待したいです。★田村議長の過去の円卓会議より・ブレイクスルー感染、心配ですか?・新型コロナワクチン、不安なことありますか?・コロナとインフルエンザ。対策、できていますか?
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