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会議番号:3706 開催期間 2023年02月03日- 02月10日
ウクライナの惨状が続くなかで、私たちに何ができるのかという問いかけに、ひるねさんからは「UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)を通じての寄付など」という声が寄せられました。また、黒船さんからは、「日常の家族や友人、同僚との会話の中で、世の中の動静について触れる」という提案がありました。「海外の知人との会話には、必ず世界情勢が話題に上ります」とあります。世界の動きを知らないと、会話にならないという経験は私にもあります。内向きの日本を変える努力は、私たちの日常の会話から始める必要がありますね。 さて、日本の役割は何か、という課題について考えてみましょう。ウクライナとロシアの対話のテーブルを用意する、という意見は、レッズさんやDiamondBarさん、ひるねさんからありました。 武器をウクライナに供与していないなど、「他のG7国よりは対立していない分、調整できるポジションにいる」(DiamondBarさん)わけですし、唯一の被爆国という立場は、「世界の和平に向けてリーダーシップが取れる国」(nekosaurusさん)でもあるはずです。日本政府には、「G7議長国と安保理の非常任理事国である立場を、最大限活用する意気込みを見たい」(真打ちさん)という思いは、私たちが共有できるものだと思います。 岸田首相は、5月のG7前に、ウクライナを訪問してゼレンスキー大統領と面談する意向のようですが、ロシアのプーチン大統領と面談する勇気もほしいですね。プーチン氏がウクライナ侵攻に踏み切ったのは、NATOによるロシア包囲網への抵抗だと主張しています。 G7で唯一NATOに参加していない日本は、「武力による侵略はいかなる理由があっても許さない」(blueberry53さん)という立場を堅持しつつ、ロシアに停戦と撤退を呼びかけることにはできると思います。 日本の役割について意見をいただきましたが、和平の調停役としてもっとも適しているのは中国かもしれません。ロシアにもウクライナにも、友好国としてモノを言う力を持っているのは中国だからです。このウクライナ問題とともに、台湾海峡の緊張緩和に向けて、日本が中国と対話することはできないのでしょうか。 ロシアによるウクライナ侵攻は、私たちに中国による台湾侵攻を想起させました。欧州では、NATO対ロシアの対立が鮮明になる一方、太平洋をはさんでは米中対立が激化し、日本も日米安保の枠組みに深くコミットするようになりました。東アジアの平和と安全をどう考えたらいいのでしょうか。ウクライナの状況をにらみながら、中国との付き合い方についても考えてみましょう。みなさまからのご意見をお待ちします。★高成田議長の過去の円卓会議より・ウクライナ情勢。日本への影響を心配しますか?・「次世代型原発」新設へ。賛成ですか?・中国・習氏。脅威ですか?
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