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会議番号:3720 開催期間 2023年08月18日- 08月25日
自民党の麻生太郎副総裁は、台湾で「抑止力を機能させる覚悟が求められている。戦う覚悟だ」と強調しました。台湾海峡で有事が起きたら、日本も戦争に加わる、ということでしょうか。「重い決断」です。日本は戦争放棄を憲法に定める国です。あなたは「戦う覚悟」が必要だと思いますか。「必要」と思う人は「YES」、「必要ない」「そんなこと言われても困る」と考えるひとは「NO」に投票してください。 防衛予算倍増が決まり、敵基地攻撃能力などが声高に叫ばれ「世の中きな臭くなってきたな」と思っていたら、政治家が「戦う覚悟」を言い出しました。「戦う」というのは「戦争する」ということですよね。麻生さんは「お金をかけて防衛力を持っているだけではダメ。いざとなったら使う。台湾防衛のために」と演説しました。税金を投じてアメリカからトマホークミサイルなど兵器を「爆買い」したのですが、もっているだけではダメだそうで、「台湾防衛のために使う」という覚悟を見せないと抑止力にならない、と訴えています。 「基本的人権・法の支配」といった共通の価値観を持つ台湾を、専制国家である中国から護れ、ということでしょう。台湾はアジアの中でも民主主義が定着し、習近平の中国と比べると社会の成熟を感じる地域です。中国の一部であっても、「事実上独立した国」です。香港の二の舞になるようなことがないことを願いたいですが、そのために日本人が血を流して戦うか、となるとまた別の議論だと思います。 「戦う」としたら、それは誰でしょうか? ミサイルを発射する陸上自衛隊員、戦闘機を操縦する航空自衛隊、イージス艦の海上自衛隊などですが、彼らは台湾の防衛まで任務なのか。部隊が動けば基地や空港・港湾が狙われる。周辺が巻き添えになることは免れない。日本が参戦すれば、国土が戦火に包まれる危険があります。78年前の終戦から、日本は一度も戦闘を行わず、殺すことも殺されることもない国でした。 「覚悟」を訴えることは簡単です。それは自衛隊員や基地周辺の人の命を危険にさらすことでもあり、敵を「殺す」ことでもあります。麻生さんは「その覚悟を持て」とおっしゃっているのでしょうか? 宮古島、石垣島、与那国島など沖縄の南西諸島ではすでにミサイル基地の建設が進んでいます。台湾防衛となればここからミサイルが発射されるでしょう。反撃を受けても住民は逃げ場さえありません。戦争が起これば、自衛隊任せには出来ません。あなたは、どんなことになるのか。何ができるのか。何を覚悟すればいいのか。いままでのような遠い国の戦争ではありません。 日本は「戦争をしない国」から「戦争ができる国」に急旋回しています。国家の中枢にいる政治家が「戦う覚悟」を訴えています。その割にはメディアが静かですね。放言癖のある年寄り政治家の単なる妄言、と見ていいのでしょうか? 「戦う覚悟、必要と思いますか?」についてYES・NOの投票と併せ、「戦う覚悟」が強調される「時代の空気」をあなたはどう受け止めていますか、ぜひ投稿してください。
◆山田議長の過去の円卓会議より
・2023年度国家予算。注目している点、ありますか?
・ファミリーヒストリーと戦争。家族で話したことありますか?
・沖縄の民意。活かす方法はあると思いますか?
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