働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3724 開催期間 2023年09月29日- 10月06日
皆さん、こんにちは。IT分野の調査・コンサルティング会社、MM総研所長の関口です。本日もたくさんのコメントをありがとうございます。 「タクシー配車アプリを使っている」という方は10月4日(水)朝の時点で21%、「使っていない」という方は79%でした。わずかですが、使っていないという方が増えたようです。 なんと今回はイー・ウーマン代表の佐々木かをりさんから投稿をいただきました!「アプリは国内外で頻繁に活用している」そうですが、「迎車は電話で人を介した時と同じ金額なのは改善できると思います」とコメントされました。 確かにアプリを使えば人手による配車よりも事業を効率化できるわけですので、以前と同じ迎車料金をとるのはおかしいかもしれません。さらに100円の「アプリ手配料」を別途加算するのは、デジタル・トランスフォーメーション(DX)の流れに逆行しているともいえるでしょう。 一方、現在は配車アプリを利用していないというDiamondBarさんからは、アプリをよく利用している先輩のお話をご紹介いただきました。「足が悪いので荷物を持っている時などに自分が今いる場所まで迎えにきてくれるのはありがたい」といわれているそうで、アプリに対し前向きなご評価をいただきました。 私が佐々木さんやDiamondBarさんのコメントを拝見して思ったことは、日本ではタクシー事業者に対する政府や自治体の規制や指導がうまく機能していないのではないかということです。 東京・銀座ではバブル時代、タクシーがつかまえにくかったことから、だれもが順番に乗れるようにと専用のタクシー乗り場ができました。しかし逆に流しのタクシーに乗れなくなり、日本に来て松葉杖をついていた外国人の友人が「遠く離れたタクシー乗り場までわざわざ行かなければならない日本のシステムはおかしい」と言っていたのを思い起こしました。 前回も申し上げましたが、タクシー配車アプリは「Uber」など海外で生まれたライドシェアサービスの参入に反対したタクシー業界がその対抗策として作り出したものです。スマートフォンでタクシーを呼んだり、行先を事前に入力したり、スマホ上で料金を決済できるなど、見かけ上はライドシェアサービスに似ていますが、基本的には従来のタクシー業界のシステムや商慣行などを崩していないため、様々な矛盾が生じています。 ライドシェアサービスでは乗客が運転手を評価したり、運転手が乗客を評価したりするシステムがありますので、配車を依頼したら減点評価されないように必ずその車に乗りますが、タクシー配車アプリの場合はクルマを呼んでおきながら、先に前を通った流しのクルマに乗ってしまうという例がよく見られます。その場合、わざわざ駆けつけたタクシードライバーは無駄足を踏むことになってしまいます。 そうした動きに対し、タクシー配車アプリ会社がキャンセル料を課そうとする動きもあるようですが、本末転倒ではないかと思います。またドライバーは目の前でお年寄りが手を挙げていても、配車アプリで呼ばれるとそちらを優先せざるをえないそうです。私も「空車」で近づいてくるクルマを手を挙げて待っていたのに目の前で「迎車」に変わってしまったという経験を何度もしています。 説明が長くなりましたが、私から皆さんに質問をするのは今回が最後ですので、ぜひ皆さんにはタクシーに対する規制や商習慣の矛盾や疑問点などについてご意見をいただければと思います。個人的には日本でもライドシェアサービスをもっと有効に活用できるように規制を緩和していくほうが良いのではないかと思っています。タクシー配車アプリを使っているか否か、まずはYesかNoでお答えいただいた後に皆さんのお考えをお寄せ下さい。本日もたくさんの投稿をお待ちしております。★関口議長の過去の円卓会議より・ChatGPT、使ったことありますか?・フェイスブックが「メタ」に社名変えたの知ってますか?・デジタル庁に期待していますか?<運営事務局より>投稿は、お一人お一人の視点や体験を言葉にしていただく、大変貴重なシェアリングです。・自分を主語としたI statement で書いてください。掲載する投稿は、「私は」を主語に変更させていただく場合もありますのでご了承ください。・引用がある場合は、必ず引用元を明記してください。・議長からの各日の投げかけ(赤字部分)に答えた内容で投稿してください。
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