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会議番号:3728 開催期間 2023年11月10日- 11月17日
(Kylin)さんは四国八十八ヶ所等の巡礼をされたということです。(おがわ)さんは北米で礼拝に参加したことがあると述べておられます。宗教に関する知識を得るだけでなく、実際に体験することやじっくり観察することも非常に重要です。 前回ご紹介した「現代宗教オンライン動画事典」をみていただくと分かりますが、私も欧米のキリスト教会のほか、モスク、ハワイの日系宗教、ベトナムのカオダイ教など、世界の多くの宗教施設を数多く訪問してきました。その体験によって、国内外の宗教をあまり偏見なく見る態度が生まれたように感じています。 (いぬいるか)さんはハラールとハラームの話を覚えておいていただいたとのことで嬉しいです。宗教ごとの戒律は信じない人にとっては厄介な縛りに思えたりするかもしれません。しかし、その宗教を信じる人にとっては、生活の中に沁み込んだ行動形態になっています。 正月になれば初詣をする日本人が約7割ですが、日本人は無宗教が大半と考えている外国人にとっては、とても奇妙な光景に映るかもしれません。 自分が信じていない宗教について最も理解が難しいのは、おそらく日常生活の中に溶け込んでいる部分です。当人も取り立てて意識せずやっていることが多いので、それが他の人にとっては面倒とか不合理と感じられるかもしれないという発想が浮かびにくいのです。 しかし、グローバル化が進むと、この部分を互いがもう少し意識化していくことが必要になります。自分も意識せず宗教的な考えや振る舞いを、日常的にやっていることがあると自覚すると、他の人の宗教的言動に少し寛容になれるかと思います。 宗教は特別なことと思わず、情報時代の特質を活かしてさまざまな知識を得て、場合によってはいろいろな人と語り合うのも悪くないと思います。相手がどんな人であるかの注意は言うまでもありません。これもリテラシーに含まれます。 これを機に宗教に関する話題への姿勢が少し積極的になっていただきたいというのが、私からのお願いです。 一週間、いろいろなご意見や体験を述べていただきありがとうございました。★井上議長の過去の円卓会議より・カルト問題。身近に感じますか?・慰霊・追悼式に宗教色はあった方がいいと思いますか?・クリスマスと聞いて、宗教性を感じますか?
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