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会議番号:3755 開催期間 2024年09月06日- 10月25日
こんにちは! ハーブコンシェルジュの小早川愛です。 「秋のハーブ栽培、挑戦したいですか?」というテーマで、1週間、みなさまの様々な体験をシェアして頂きました。初日はYESが61%でしたが、最終日はなんと66%に上昇しているので大変嬉しく、心が華やいでおります。みなさま、お付き合いくださりありがとうございます。 数多くの質問にお答えしてまいりましたが、今回はまず、秋の栽培3大秘訣をお伝えさせていただきます。 その① 挿し木ですくすく育つハーブ 人気の高いローズマリーとラベンダーは、挿し木で育てると成功確率が高いと言われています。成功確率とは発根といって、茎からひょろひょろとした新芽がでる確率が高くなることです。やり方は簡単です。栽培中のハーブから枝や茎を切り取り、土に挿すだけです。始めどきは気温25度前後の頃。9月後半から10月がベストシーズンです。 すでに成長している株から元気な新しい枝や茎を選び、先端から10~15センチほど、切り口を斜めにして切り取ります。次に、土に挿す部分(下約3センチ)の葉を取り除きます。こうしてできた「挿し穂」を水に挿し、約1時間ほど置きます。最後に挿し穂を土に挿すのですが、約3週間後には発根します。 発根成功率は約7割ほど。コツは次の2点です。挿し穂はまっすぐ深く土に挿すこと。割り箸で土に穴を開けておくとうまくいきます。置き場は直射日光を避けて半日陰に。土はしっとりとした状態をキープすると良いでしょう。 その② 秋の栽培に向いているセリ科ハーブのタネ蒔き 猛暑日を経て涼しくなる季節にすくすく育つハーブがあります。それはずばり、セリ科のハーブです。セリ科は暑さに弱く、寒さに強いので秋まきがおススメです。代表的なセリ科ハーブはイタリアンパセリ、パクチー、ディル、チャービル、フェンネルあたりでしょう。 苗から育てる方法もありますが、種で育てるメリットは、発芽を見守る楽しみと、大量の収穫が狙えること。早ければ発芽から3週間くらいで15~20センチくらいに育ちます。それくらいになったら、間引きを兼ねて収穫すると、残った苗がよく育ちますよ。 その③ パクチーのタネ蒔きのコツ わたしの周りにはパクチーが大好きなパクチニストがとても多いのですが、あのパクチーだって自宅のベランダでタネから育てることができるのです。ここで、発芽率が高まるコツをお伝えします。 パクチーのタネは直径0.5cmほどあり、まん丸い形をしています。タネ蒔きする前に一晩水に浸します。殻はとても硬いので、吸水させることで発芽率が向上するのです。長細いプランターにタネ蒔きする場合は、15cm間隔で1か所に3~4粒を蒔くと良いでしょう。5~10cmほどに成長した若葉はベビーリーフならぬベビーパクチーです。間引きを兼ねて収穫してみましょう。柔らかいのに、あの存在感のある独特な香りはベビーなのにもかかわらず、すでに備わっていますので、フレッシュなサラダにしてお楽しみくださいね。 最後に2点、ご質問にもお答えしますね。 n.danさんからのご質問は「土はどうしたらよいのでしょうか?」です。ホームセンターなどで販売しているハーブや野菜専用で、肥料がブレンドされた培養土を利用するのが手軽で良いでしょう。 えこりんさんからは「バッタ対策」に関するご質問を頂きました。バッタを見つけたら逐一捕殺するのが手っ取り早いですが、アブラナ科のルッコラなども虫食いに合いやすいハーブです。特に地植えの場合は、防虫ネットをかけて対策するのが得策でしょう。プランター栽培でも不織布ネットをかけて虫食いを防止することができますので、試してみてくださいね。 2kishir0さんからは「室内栽培に強い、ハーブがあればぜひ教えて頂きたい」と頂きましたが、こちらは「2日目」をご参考になさってみてくださいね。 「秋のハーブ栽培」のピークは、25度前後となる今月後半から来月にかけてです。タネ蒔きをする日は風がなく、天候が穏やかな午前中がおすすめ。いまから天気予報をチェックしつつ、ガーデニング日和りな1日を押さえておくのはいかがでしょうか。 この度はお付き合いいただきありがとうございました! 皆様のハーブ栽培が楽しいものになりますように心から祈っております。★小早川議長の過去の円卓会議・ハーブを生活に取り入れていますか?
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