イー・ウーマン（ewoman）

日本が世界に誇る先端技術の象徴「ロボット」は、これからの日本経済を支えていく輸出産業の象徴になっていくと言われています。
 
日本人にとってのロボットとは、鉄腕アトムの影響などもあり、受け入れやすい具現化された夢の形といえます。さらに、全国規模で展開されている子どものロボットコンテストにはじまり、大学や公的研究機関等で活動するロボット研究者や技術者の層の厚さも、日本が誇れるものです。
 
一般に、ロボットがニュースになる場合は、二足歩行や音声認識など技術的進化の側面にスポットが当てられてきました。今後は、そこから発展して、ロボットを私達の生活の具体的なアプリケーションとして、もっと言えば世界へ輸出する製品として企画していく時代になります。
 
ロボット産業は、自動車産業と同様に、様々な専門企業同士の横の繋がりで成り立っていきます。そのため、この新産業は、世界中の中小企業が参加できるチャンスなのです。未来のロボット産業は、多彩な企業の企画力、開発力、技術力、経営力、営業力、販売力、財務力……、それらすべてが一体となって発展する成長戦略の要です。
 
ロボットをどう活用すれば、未来の生活が豊かなものになるか。今、生活者の視点がロボットの新製品企画に必要とされています。みなさんの斬新なアイデアで、ロボットを新規事業として考えてみませんか。
みなさんは、身の回りにどんなロボットが必要だと思いますか？未来の生活を思い描きながら考えてみてください。みなさんのご意見をお待ちしています。

• 2011.02.07
• 松井龍哉 ロボットデザイナー、フラワー・ロボティクス代表