働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3138 開催期間 2011年12月19日- 12月26日
「おせちを食べない」という方が2割弱という結果になりました。10年前にこのewomanで「おせちを作ったことあるかどうか」という問いかけをしたときは、おせちを食べないという声はほとんど聞かれませんでした。citizenさんのように冷めたおせちよりできたてのものが食べたいという声や、おせちの味が合わない、食べる習慣がなかったなど、比較的若い方からの投稿があり、時代の流れを感じました。 一方、お母様、お祖母様、あるいはご自身がおせちをつくって、家族や親戚が集まる場で食べる、という投稿もたくさん頂きました。しかし、食べるのは、伝統的にお重に詰まったものというよりも、家族の好きなものに限定するという声が多かったのも印象に残りました。おせちを販売する立場から、kazuoiさんは、和から中華、洋風へとシフトしているという投稿を書いてくれましたが、今のおせちは、和洋折衷、そして好きなものだけつまみ食いスタイルとでもいったところでしょうか。 時代や社会が変わるにつれ、行事や食のあり方も変わっていきます。おせち料理もその姿を変えていくひとつです。ただ、今年は、東日本大震災が起こり家族の大切さを見直すきっかけとなったと言われています。被災した方には大変失礼な言い方だと思いますが、さっそく「絆(きずな)消費」とおせちやクリスマスケーキが前年よりよく売れているとメディアでは話題にしています。 どんなに社会が変わっても、人と人は、食を介して、時間や気持ちを共有することは変わりません。それが楽しいことであっても、悲しいことであっても、食が人と人との関係を深くしていく。集いの中心にある食はなんでもあっても、人と人とが相見えることはうれしいことです。さらに10年後はどうなっているか、ewomanさん、声をかけてくださいね。その時、私は還暦ですが(笑)。 年末のお忙しいところ、たくさん投稿を頂きましてありがとうございました。それぞれの正月料理で佳い年をお迎えください。
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