イー・ウーマン（ewoman）

こんにちは、菅家ゆかりです。
私のアナウンサーのキャリアも30年以上になりました。日常会話で、声に関する言葉をいただくことがあります。「聞きやすい声ですね」「良く通る声ですね」「明瞭で分かりやすい」。声の仕事のプロだから当然と思われるかもしれませんが、当たり前と思われるからこそ、声が印象に残ったことは、嬉しく意識が高まります。
 
新人の頃は、先輩アナウンサーの、クリアで響きのある声に憧れ、目標として日々発声練習を行っていました。声を聞いているだけで、うっとり。声は、人を引きつける大きな魅力だと実感していました。
 
何気ない会話やコミュニケーションでも、声の印象で相手の興味や関心を引き出し、内容の理解を深めるきっかけになります。声が聞きやすく、適度な声量だとスムーズに話しの内容を受け入れることができますが、声が小さい、声が不明瞭、声がかすれる、ガラガラ声など、話し手の声が気になったり抵抗を感じると、内容に集中できない、理解の妨げになることがあります。
 
皆さんの中にも、聞き手として同じような経験ある方や、話し手として自分の声に悩みがある、改善してもっと伝わるようにしたい方もいらっしゃることでしょう。
 
今回の円卓会議では、日常会話やコミュニケーションの基本、声や発声に関して皆さんと意見交換したいと思います。テーマは「発声を意識していますか？」です。
 
日常会話で、自分の声の出し方で何か意識していることはあるか、声を出すことを意識するのはどんな時かなどについて教えてください。
1週間どうぞよろしくお願いいたします。



【菅家議長 過去の円卓会議】
◆話しかけやすいと、言われたことがありますか？
◆笑顔が素敵、と言われたことがありますか？
◆顔のエクササイズ、していますか？
 

• 2012.06.22
• 菅家ゆかり フリーアナウンサー、表情アドバイザー・フェイスエクササイズ講師、声とことばの磯貝メソッド®正講師