イー・ウーマン（ewoman）

リアル円卓会議の地域別開催（meguru・宮城県・36）

子持ちパート主婦です。昨年の国際女性ビジネス会議に被災地枠（マッチングスポンサー制度）で参加しました。イー・ウーマンさんに望む事は、『リアル円卓会議の地域別開催』です。性別、国籍、社会的地位も越えて生でディスカッション出来る場が欲しいです。気軽にそれぞれの地元で、例えば私の住む宮城なら、仙台駅付近の公共施設を会場にして、週末の日中や、平日の夜に開催されるといいなと思います。そして、ビジネス会議で皆さんに情報をシェア出来たら、また新しい学びや気づきを共有出来るのではないか？と、思います。

メディアでアピールしていくこと（にしひがし・茨城県・41）

先日、ワーキングウーマンである義妹にこのサイトを紹介しました。未だこのサイトの存在を知らない人も多いことも事実。テレビ番組や雑誌で、このサイトでの取り組みを紹介してはいただけないのでしょうか？ このサイトでのムーヴメントが日本社会にどれだけプラスであり、社会に貢献できるのか？ どうせなら、このサイトをベースとした番組を定期的に放送することで、根底での意識改革は進んでいくのではないでしょうか。

メンターネットワークを作っては（あららクオリア・大阪府・52）

意志をもって行動することこそが世界を変えると確信しています。一歩先行く人達が、女性を勇気づけ、行動を支援していくメンターとしてネットワークが作れるとよいと思いました。ノーベル平和賞受賞者のジョディ・ウィリアムスは、ノーベル賞を受賞した5人の仲間とともに「NOBEL WOMEN’S INITIATIVE」を設立。彼女は言います。「この賞をもらった私たちの責任として」私たちには未来の女性リーダーを育てる責任があると思いませんかと。

政治に意見を伝える方法（おれんじ７８・神奈川県・34）

平社員として、一従業員の立場で勤め先で地位向上を求めても、無駄ではないにしろ、かなりの時間がかかり、現実的ではないと感じています。もしも可能であるならば、直近の東京都知事選、衆院議員選挙の立候補予定者に議論の結果を送り、意見をいただき（検討していただき）、投票行動に生かすというのはいかがでしょうか。もちろん、積極的な方が当選されたあかつきには、実践を呼びかけます。

集まる場があれば（bambinaia・兵庫県・42）

うちは1000人以上の規模の職場であるにかかわらず、女性管理職が3名しかいません。それも男性と同じように働いてそのポジションを得てらっしゃるので、ロールモデルにするには厳しいです。ピアの中でリーダーをされてる方とフランクにお話できる機会が、表参道カレッジのような場であればと思います。

意識を変えるのは小さな行動から（おひさまようこ・東京都・33）

主に男性の男尊女卑的な固定観念は、単なる思いこみではないと私は思います。女は仕事で使えないとか、結婚・出産でキャリアが中断してしまうだろうと思わせるだけの何かが、実際にその人の経験上で存在したのだと思います。だから、ここに参加されている方の身の回りの男性が固定観念をお持ちでしたら、まずは自分の行動でそれを変えることから。イー・ウーマンさんができるのは、そういう行動を起こすきっかけを作ることだと思います。この円卓会議もそういう意味でとても有意義だと思います。

同姓には目標に、異性には信頼を（みやっぺ・56）

中学校の女性校長は市内で私一人、県内でもわずか。子ども達の育ちには、女性と男性の大人達や仲間の存在が必要です。女性と男性が普通に共存する集団は多面性や多様性を大切にし、柔軟さやたくましさなどを持って豊かに生きる人を育んでいきます。教育界が率先して女性管理職の目標数値を掲げるよう要望していますが、本県の動きは鈍いです。女性が「私も将来は管理職に」と思い、男性が「女性の管理職と仕事ができてよかった」と思うようにと、日々仕事に向き合っています。

数の力が必要かもしれない（piccocherry・茨城県・46）

問題はわかってきているが、どうやってそれを動かすか。私の所属している複数の学会の上部組織の一つである「男女共同参画学協会連絡会」では、まさに今、大規模アンケートを実施している。日本の自然科学者・技術者を取り巻く現状を明らかにするもので、前回（2007年）も数万件の回答が集まり、関係組織へ働きかけに大きな影響力があり、女性研究者の環境向上に役立ったと聞く。我々ピアも数の力で、現状と要望をクリアにし、関係組織に持って行くのが地道だが一番効くと思う。

ピラミッド型（violet-m・神奈川県・41）

研究職ではタフな方がポンと教授や学会長などになりますが、会社だと難しいのではないかと思っています。結婚までの腰掛ではなく、責任を持って仕事を続けていきたいと思っている人たちがまず一定数まとまる→その中で管理職の層の方がいる、と、ピラミッド型になり、頂点に女性の会社役員が出てくるのだと思います。ですから、イー・ウーマンで働く女性が集まること自体、まとまりと層を認識できて意味があるのではないでしょうか。

時間の共有（ゆきなな・海外・その他・31）

実際に会い、互いのオーラや意見を感じ取り、刺激し合う場を持つことを提案したいです。こちらでは国際女性ビジネス会議がありますが、もう少し小規模で、こうした機会があれば、リーダーになろうという気持ちの後押しや、そのチャンスを掴む原動力を見出だせるように考えます。

集まりたい（ポーチュラカ・福島県・45）

学びの場がほしいです。同じ価値観や目標をもったひとと、刺激し合って経験や知識をシェアする。それは顔をつきあわせないとできないこともあります。ひとところに集まり、議論するような場がほしいです。

たくさんの具体的提案、有難うございます。ピアの皆さんの熱意と意気込みを感じました。おれんじ78さんの「議員に伝える」という提案は、その通りです。議員に伝わらないと、物事が変わっていきません。
 
昨日、江端貴子さんの会に行ってきました。15年前位でしょうか、私が作ったネットワークの会員となられた江端さんは素敵なワーキングマザーでした。その後、外資系企業の経営幹部となり、介護も経験され、政治の道を選ばれました。
イー・ウーマンでも議長や講座の講師として活躍していただいていたので、政治家になると聞いた時はとても驚きましたが、彼女のような人が国会議員であることを心から誇りに思いますし、頼りにしています。日本を良くしていってほしいと思います。
 
彼女だけでなく、様々な議員に伝えていくこと、大切ですね。今回の選挙で昔の政権にだけは戻ってほしくない。「保育園反対。子育ては女性自身が家庭でするべき」「夫婦別姓は離婚を加速するから拒否」、と言い続けている以前の政権に逆戻りすると、多様性、ダイバーシティ社会の実現は遠のきます。
 
政治家に伝える、これは、2013年のイー・ウーマンの行動プランに入れていきたいと思います。
 
piccocherryさんのご指摘の「数の力」、violet-mさんの「集まる力」、大切ですね。イー・ウーマンピアの人数を、何倍にもしていかなくてはなりません。どうぞ皆さん、周囲の「志高い人」にピア登録をおススメください。具体的な I statement がたくさん集まること、期待しています。
 
年末は、ピアメルマガにて、年末恒例の女性管理職や育児に関する第調査が配信されます。こちらにもしっかり回答してくださいね。「数の力」です。
 
「1000人以上の規模の職場であるにかかわらず、女性管理職が3名しかいません」と大阪のあららクオリアさんと、兵庫県のbambinaiaさんから、投稿がありました。もしかすると同じ会社でしょうか？　女性は3人しか！と思っていても、もしかすると企業トップは「わが社の女性管理職は今までいなかったのに、最近一気に3人になったんですよ！」と取材に答えたりしていないでしょうか。この経営トップの意識と、現実のギャップを、私たちは考えていく必要があります。
 
時に「外圧」が必要ですから、イー・ウーマンがそんな存在になることができたらと思います。
 
そんな点からも、おひさまようこさんの投稿の、「まずは自分の行動でそれを変える」は本当にその通りです。仕事の品質を高める。信頼される言動をとるなど、私たち一人ひとりが、組織や社会に貢献することで、社会は変わります。
「課長としてやって欲しい」と言われたら、「はい」と言って、上に登る。私たち一人ひとりが全国でいい仕事をし、階段を上ることが必要です。
 
しかし、「男尊女卑的な固定観念は、単なる思いこみではないと私は思います」については、ちょっと違う考えです。ここが課題だと、私は感じているのです。
この会議の1日目にも書いたように、私たちが男女差を感じていなくても、数字を見ると、大きな差がある。この事実を自分のことと捉えよう、としています。
 
私たちは、男尊女卑だと思うことなく毎日仕事をして「男女差がない」と思っていたが、実はそれが思いこみで、数値から見ると「男女差がある」ことをどう解決するのか、ということ。
例えば、給与平均も男性と女性は100：60といった具合ですし、ジェンダーギャップ指数でも世界101位です。女性の役員は1％……毎日の生活で感じないけれど、構造的に潜んでいる男女格差、ジェンダー課題を解決していきたいと思います。
 
ポーチュラカさんの「集まりたい」「学びの場がほしい」。ゆきななさんの「国際女性ビジネス会議」がありますが、もう少し小規模で。あららクオリアさんの「ピアの中でリーダーをされてる方とフランクにお話できる機会」など、集まることの大切さの指摘もありました。
 
集まる場所として、現在、3つ、あります。
一つは、国際女性ビジネス会議。これは、まさに、志高い働く女性800～1000名が年に一度集まり、互いに学び合い、成長する日本最大の出会いと学びの場です。
来年「第18回国際女性ビジネス会議」は、2013年8月4日（日）に開催が決定していますので、ぜひ今、アクションプランナーに書き入れ、日程を確保してください。高校生から70代まで、幅広く多くの女性・男性が集まる素晴らしい10時間となっています。また、地方で、この会議のミニ版が開催されることもあります。
 
2つ目は「ピア交流会」です。全国各地で4～12名のピアの方と私で2時間、食事をしながらディスカッションをする機会です。札幌、仙台、新潟、東京、名古屋、大阪、京都、広島、愛媛、福岡、ニューヨーク、ロサンゼルスで、すでに開催しています。
そして12月はパリ。ピア登録の住所で選んでお知らせをお送りして、継続しています。ここは、まさにメンター、メンティー、そして仲間に会える場所になっています。もっとたくさん開催できるといい、ということですね。
 
3つ目が、表参道カレッジです。ピアだけではありませんが、多くのピアが参加する学びの場です。金融や法律の勉強から、声や顔のトレーニング、また、オーストラリアの女性起業家9人とのディスカッションをしたり、カナダのある女性市長をお招きしてのディスカッション等。
今回のご提案をうけ、今後もう少し、「メンター・メンティー」などのテーマや日常の仕事の改良につながる仕組みも作ろうと思います。私が、20年前に作ったセミナープログラムを復活させるといいのかな、とも思うので、ちょっと考えてみます。
 
メディアでアピールしていくこと」というにしひがしさんの「未だこのサイトの存在を知らない人も多いことも事実」は大きな課題ですね。
私たち本部もリリースを出すなどしていきますが、どうぞ、ピアのみなさんが、全国でイー・ウーマンを語り、ピアを増やし、ブログやツイッター、フェイスブックなどで発言するなど、ぜひぜひ広げてください。地方メディアにお知り合いがいたら、そちらもご紹介くださいね。皆さんのサポートが必要です。
 
本当にたくさんのご意見、ご提案をいただきました。2013年に向けて、やりたいことがどんどん増えてきました。どうぞ引き続き力を寄せてください。
 
日本で女性リーダーは増える方法あるのか、というテーマでしたが、このように熱心に考えている女性たち、男性たちが、リーダーシップを取っていかなくてはなりません！
1週間、ありがとうございました。



【佐々木議長の過去の円卓会議より】
・女性は日本を救えると思いますか？
・女性の集まる会議、参加していますか？
・自分に挑戦していますか？
・「伝える技術」、高めていますか？

• 2012.11.30
• 佐々木かをり 株式会社イー・ウーマン 代表取締役社長、株式会社ユニカルインターナショナル 代表取締役社長