イー・ウーマン（ewoman）

サービス停止のリスク分散（めたぼ・大阪府・43）

複数のサービスを使い分けています。Evernote：アイデア、スクラップ、Dropbox：仕事作成資料、パワポなど、OneNote：引用、メルマガ、ブログ、GoogleDrive：過去資料、PTA関連です。写真などはセキュリティ不安のためUPしていません。使い分けている理由は、障害発生やサービス終了などのリスク対策として、一つのサービスに依存しないためです。また万が一データ流出しても、私のすべての情報がもれないための対策でもあります。

慎重に使っています。（wrenn・千葉県・35）

iCloudとevernoteを趣味の範囲で使用しています。KGBやFBIと仕事をしている米国の友人は、決してインタネーットと繋がないパソコンを一台持っていました。私はクラウドのセキュリティは甘いと思っているので、機密情報はメールにも残さないように気をつけています。クラウドサービスを利用する際は常にリスクを考慮に入れて使うようにしています。

恩恵を感じています（mko・東京都・41）

オフィスがない私は、Gmailでメールを送り、DropBoxで資料を共有し、 WebExやSkypeでミーティングを行い、実際に同僚と顔をあわせるのはクライアント訪問時をのぞくと2週間に1度くらいです。ちょっとそれがさびしい時もありますが、いつでもどこでも必要な資料が取り出せるので忘れ物の恐れが無くなったことや、無理にラッシュ時の通勤電車に乗る必要もなくなり趣味に費やせる時間が出来たりとか、サービスの恩恵を感じています。

便利だけど、基礎知識は当然必要（yn58・東京都・45）

特に仕事では、クラウドなしでは考えられません。Evernote（大容量ファイルとして）、Sugarsync（自分所有の複数のPC間のデータの同期用）、Gmail（短期的なデータ共有）など、もうなくてはならないものになっています。セキュリティ面では、設定の際、パスワードで保護する、ファイル共有する場合に、共有者のアクセス権限を設定する等、きちんとどの範囲まで公開していいのかを意識することが（当然ですが）必要と思います。

書庫として（Coco Bennie・広島県・44）

大型書店で購入した本は自宅に持ち帰らずすぐその日の内に、自炊代行店（書店の近くにあって便利！）でデジタイズしてもらってます。注意していることは、不具合に対応していただける期間が限られているので書籍リーダー内で積ん読にならないよう、必ず落丁チェック。クラウドに保存し、いつでも読みたい本を読めるようにしています。職場ではここまでのITスキルは求められないので重要なデータはもっぱらオフィス内。クラウドをもっと活用したら長時間労働と遠距離通勤から解放されるのに！

icloud（shiva・京都府・37）

自宅のパソコンで使えるように3日前にしました。なので、どう便利なのかまだよくわからないのですが、iphoneでメールを打つよりもキーボードのほうが早く打てるから楽だと思ったのでicloudを使うようになりました。ただし、パソコンがXPなので、使えない機能があります。新しくしたら便利なのかもしれません。

クラウドのリスク（marco302・海外・その他・41）

Dropboxを最近使うようになりました。特に友達との共有ボックスで写真を共有しています。メールだと思いメールになってしまいがちですが、このお蔭でメールで送信する手間も省け楽になりました。ただし、入れておくのは流出しても問題のない写真だけ。個人名はファイル名にも入れていません。とはいうものの、どのようなリスクがあるのか分からずに使っているのが本音です。クラウドのリスクについて勉強する必要がありますね。

最近始めました（yuri2008・兵庫県・49）

Google Driveを最近利用し始めました。仕事の場が分散しているため、それぞれの場所で作成したデータを記憶媒体に保存し、あとで同期していましたが、面倒でした。今はどの端末でもデータの利用や保存ができ、とても便利になっています。ただ、もしもの時のために、バックアップを取っておく事は必須でしょうね。

まだ未知数の部分が多い（jasminam・兵庫県・49）

PCやスマホなどのトラブルで、自分のアカウントにアクセスできなくなった時、どこに掛け合えば自分のデータを取り戻すことができるのかがわからない。ネット関連のビジネスはメール対応が基本で、電話で対応できる窓口が分かりにくいですよね。また、悪意を持った人間によるハッキング、データ破壊などされた時、また悪意のない人間がセーブしたデータに、クラウドのシステムを破壊するウイルスなどが仕込まれていた時、どう対応されるのかがはっきりしないので、使うのに躊躇しています。

やはりセキュリティ（mamisan・東京都・42）

数ある中で皆さんがお使いのクラウドサービスを選んだ理由に興味があります。近い将来にオフィス＋在宅の勤務形態を目指していますが、これだけ情報流出が相次ぐと不安になります。現在Web操作とメールだけで成り立っている編集の仕事をしています。子どもの発熱時には自宅でも仕事ができますが、情報流出にピリピリせず自宅で仕事ができるのは、論文がWeb上に投稿された時点で著作権が保護されるシステムを職場が取っているから。皆さんはどのように不安を克服されているのか、知りたいです。

皆さん、こんにちは。日経の関口です。本日もたくさんのご投稿ありがとうございます。「個人向けクラウドを利用している」という方がだんだん増えてきましたね。20日朝の段階で47％と、ほぼ拮抗してきました。ただ、mamisanさんのように「やはりセキュリティが心配」という方は多いようです。
 
本日の皆さんのご投稿で「なるほど」と思ったのは、めたぼさんの「サービス停止のリスク分散」というご意見です。Evernote、Dropbox、OneNote、Google Driveを目的に応じて使い分けているそうです。多くのサービスは初期段階では無料で提供されているため、急にサービス内容が変わってもクレームをつけることができません。また急にサービス自体が終了してしまう危険性に備え、リスク分散することが重要というわけですね。
 
実は私も同様にDropbox、Skydrive、iCloud、Google Driveを使い分けています。理由はめたぼさんがいうリスク分散と、もう一つはお恥ずかしながら、なるべく無料でサービスを使いたいという魂胆からです。MicrosoftのSkydriveのサイトに行くと各サービスの比較表が載っていますが、実はそれぞれサービスごとに無料で使える容量に上限があります。
 
Skydriveは7GB、iCloudは5GB、Google Driveも5GB、Dropboxは2GBです。Dropboxは利用者を紹介すると、さらに無料の容量がもらえる仕組みになっていますが、これらを上手に使い分けることで、20GBくらいの無料ストレージが使えることになります。Skydriveも保存目的であれば25GBまで無料で使えますので、私の場合は、頻繁に同期を必要とするもの、すなわちMy Documentsフォルダの代わりにはDropboxを使い、写真など保存を目的とする場合はSkydriveを使っています。
 
実は無料のGmailなどもこの点は気をつけないとなりません。最近はブロードバンドの普及により、大容量のファイルをメールに添付して送ったりしますが、そうすると、どんどんと容量を使い果たしてしまいます。Gmailの無料上限はとりあえず7GBですので、それを超えると有料になってしまいます。ですから私の場合はリスク分散ということも合わせ、GmailとWindows Live Mailを使い分けています。もちろん、アカウントを変えれば、同じサービスでも容量を増やすことはできますが。
 
もう一つ、同期の際にも注意が必要です。Dropboxと似たサービスにSugarSyncというサービスがありますが、携帯端末側のメモリ容量が上限に達してしまったため、ファイルをごそっと消したところ、同期されているパソコンのファイルまで消してしまったという苦い経験があります。ですから、同期の仕組みをよく勉強して、目的に応じて使い分けるということが必要でしょう。
 
さて、私から皆さんへの問いかけは本日が最後になります。そこでお聞きしたいと思いますが、皆さんはこうした個人向けクラウドサービスにどんな機能があったらいいと思いますか。使い勝手の面やサービスメニューなど、自分だったらこういうサービスが欲しい、といったグッドアイディアをお寄せください。まだお使いでないという方も、どんな機能があれば使ってみたいか、ご意見をいただければ幸いです。
それでは本日もたくさんのご投稿をお待ちしています！


★こちらもご覧ください〜関口議長の過去の円卓会議より
・スマートフォン、活用していますか？
・情報の片付け、上手にできていますか？
 

• 2013.02.20
• 関口 和一 （株）ＭＭ総研代表取締役所長、元日本経済新聞社論説委員