イー・ウーマン（ewoman）

とにかく性能のアップを求めます（おひさまようこ・東京都・33）

evernoteについていえば、同期にかかる時間を短縮してほしいです。使用量が多いせいか、データを出し入れするたびに若干フリーズしますし、各種端末での同期にも時間がかかります。そのほかは検索精度のアップなど、今ある機能をもっとレベルアップしてほしいです。

ナビゲーターが欲しい（mayupyon・東京都・41）

Gmailは使っていますがクラウドサービス初心者です。機能というよりも、現在のPCやスマホやタブレット等の利用環境や用途など、一人一人の実情に応じて最適なクラウドサービスをアドバイスしてくれるような、コンサルティングというかアドバイザーというか、そういうナビゲーターがほしいです。ビギナー向けのコンサルティングサービスとでも言いましょうか。

医療業界のサービス（ひるね・東京都・45）

複数のPCのデータ共有にDropbox、プロジェクト管理にBacklogなどを使っています。私が望むサービスですが、病院が保持する患者の治療情報について、薬や通院日など基本的なことでよいので、本人や、望むなら家族がアクセスできるようになればいいと思います。離れて暮らす両親は複数の病院へ通っており、薬名を正確に伝えられなかったり、検査結果をなくしたりと不安なことばかり。セカンドオピニオンも含めてデータベースを共有できれば状況を把握しやすく、便利だと思います。

あったらいいな（ゆきなな・海外・その他・31）

会計や給与計算などができる中小企業向けの業務用サービスがあるといいなと思います。私の家族は自営業者が多いので、こういうものがあれば、彼らの仕事が楽になるのではないかと考えました。システム管理者を置く必要もなく、万一パソコンが故障した時にもデータやソフトウェアを失うことはありません。また、操作に不慣れな父や母を私が遠隔操作してあげることもある程度可能になります。

ありがとうございました（kko・海外・その他・47）

リスク分散やストレージを増やすのための複数使用、本をデジタル化してクラウドで保存、Evernoteをノートブックで分ける、公開範囲を常に意識する等、みなさんの使い方が参考になりました。普段それなりに満足しているので、話題にすることは少なかったのですが、夫も既にみなさんと同じような使い方をしていたりと、情報交換の大切さを感じました。新しい機能を追加するより、今ある機能を使いこなしたいと思いました。

あったらいいなと思う機能（にしひがし・茨城県・41）

1．自宅の部屋の暖房のスイッチをiCloudからオンできれば、自宅に戻る一時間前から部屋を暖められる。 2．救急車を呼ばなくてはいけないような事態の時、手元の端末で、その患者の状況をフォトメールで119に連絡でき、相応しい病院の医療を早急に受けられるシステム。フォトを送ることにより、送り先の人の居場所を救急車が把握できるシステム。電話で言葉で話すより、居場所や、症状を明確かつ早急に伝えられるのではないか。 3．あらゆる言語に翻訳できるシステム この3つの機能があったら良いと思います。

皆さん、こんにちは。日経の関口です。一週間お付き合いくださり、ありがとうございました。「個人向けクラウドサービスを使っている」という方は、最終的には22日朝の段階で48％に達しました。まだ半分の方はお使いでないということですが、今回の円卓会議をきっかけに「トライしてみたい」という方がいらっしゃったら、私としてもうれしいです。
 
最後は「個人向けクラウドサービスにあったらいいな」というメニューをお聞きしましたが、いろいろユニークなご提案をいただきました。ひるねさんからは「治療や投薬などの医療情報を家族で共有できたら」というご意見をいただきました。確かにそうした情報を共有できれば、遠くに住む家族の健康を気遣ったり、国民経済全体でみれば、医療費の削減にも役立てたりすることができるでしょう。実際、こうした情報サービスをクラウド技術を使って「PHR（パーソナル・ヘルス・レコード）」という呼び名で提供しようという動きも広まっています。
 
おひさまようこさんからは「性能のアップを求めます」というご意見をいただきました。具体的にはEvernoteの同期時間を短くしてほしいということですが、蓄積する情報が増えてくると、インデックスの情報量も増え、同期や検索に時間がかかったりするようです。その意味では、リスク分散も兼ね、複数のサービスを上手に使い分けていくことも大切かもしれません。
それからEvernoteについていえば、情報の同期よりも保存や管理のほうが目的なので、基本的には情報はクラウド側に預けてしまいます。文字通り一生付き合っていく形のサービスです。ですから、万が一の場合に備え、やはり手元のパソコンに外付けのハードディスクなどを付け、バックアップをとっておくことが重要でしょう。
 
もちろんほかのサービスもそうですが、デジタル機器を使う以上は様々なトラブルがつきものです。個人向けクラウドはとても便利なサービスではありますが、ネット上に流出してはいけないようなプライベートな情報や写真などは手元のパソコンや記憶装置に保存するといった工夫も必要です。それからクラウドに預けている情報についても、時々、バックアップをとっておくべきでしょう。さらにkkoさんが指摘されているように、クラウドを使って情報を公開する場合には、何の情報をどの範囲で公開するのか入念な設定が必要です。一度ネット上に流出した情報は、消し去ることは難しいですから。
 
さて皆さんは今回の円卓会議、いかがでしたでしょう。少しでも皆さんの仕事にお役に立つ議論ができたなら幸いです。またイー・ウーマンの円卓会議でお目にかかれる時を楽しみにしています。


★こちらもご覧ください〜関口議長の過去の円卓会議より
・スマートフォン、活用していますか？
・情報の片付け、上手にできていますか？

• 2013.02.22
• 関口 和一 （株）ＭＭ総研代表取締役所長、元日本経済新聞社論説委員