働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3239 開催期間 2013年06月07日- 06月14日
熱心な議論、有難うございました。今週は、このテーマについて今後、政府が、社会が、私たちが、「多様な視点で考える」ための材料になるように、と考えてスタートしました。 イー・ウーマンの発言ルールにのっとって、事例・投稿をI statement でたくさんいただけましたこと、心から嬉しく思います。 私自身の視点、考えはありますが、この「働く人の円卓会議」は、多くの実例・実体験の提示が重要だと思っています。読み手がいろいろな考え方に触れ、再度考え、自ら選択する。それが「ダイバーシティ社会」の第一歩だと信じているからです。 ということで、今日で最終日です。 イエスと投票された、しましまあっこさん、あきんぼさん、ありがとうございます。 私も本当は、人生で3年、5年、会社での仕事を一切せずに家庭や地域だけで過ごしたら、どれだけ豊かな経験ができるだろうかと考えることがあります。 また、私が経営するイー・ウーマンでもユニカルインターナショナルでも、「親業休暇」という制度をもっており、18歳までの子どもの親として、「必要を感じた時」に休めるようにしています。 それに、「子育ては20年プロジェクト」と私はいつも話をしています。3歳までとか、小学校に上がるまでではない!と強く認識しています。 ただ、今週のテーマの視点は、それがなぜ、女性だけの仕事なのか。企業文化、経済社会のなかで、男女格差を狭めることに役だっているのか、ということを議論してきました。 自らの選択だけでなく、違う理由から女性だけの仕事として受け入れ、そのために、社会で仕事を持つ場合に不利になっていることはないのか、という疑問です。 本当の理想は、父親も母親も、そろって1年間休むということだと思ったりしますが、なぜ、女性だけが休む、女性だけが子育てする、女性だけが家事をするということになっているのか。 なぜ「大学卒業時は優秀」な女性たちが、企業に勤務すると5年で男性より劣っていくのか、20年たつと、40年たつとポジションや給与に大きな差が出るのか。そんなことを考えています。 palkaさんの提案の「フレキシブルな働き方」の考えはその通りです。 そしてZonnetjeさん、海外から有難うございます。同様にひよこまめさんのご指摘もあるように、保育園は、誰もが利用できる仕組みにしたいと思っています。 現在、私が委員を務める、内閣府規制改革会議(安倍総理に直接答申しています)で、私も同じことを提案し、仕事をしているかどうかに関係なく、また、週1回から、あるいは数時間からでも利用できるような保育園の仕組みについて、具体的に提案・検討しています。 3年間、子どものそばにいるのがいいか悪いかとか、嬉しいかどうか、を議論しているのではなく、企業や組織で仕事を続けたいという女性たちが、そのまま継続して仕事をすることができる社会をつくることが、ダイバーシティ社会の形成、つまり、日本の競争力を高め、暮らしやすい国になるということだと思うのです。 もちろん同時に出生率も高くなるし、納税も多くなります。 そのために、緑風さんの「社会のしくみを見直して欲しい」に、同感です。「女性が家事に専従すること」が、得になるような制度が多く、「男女を問わず自由な選択の幅を狭めている」と、私も思います。 piccocherryさんのおっしゃる「育休を取ることで業績評価が著しく下がるような現状を何とかしなくては」「評価・意思決定部署に自らが子育て経験した女性・男性上司を、『動きが出るまでは無理にでも』配置」大賛成です。 つまり、会社で、管理職など決定権を持つポジションに、家庭や育児の体験の多い人を任命する、選ぶ。 自治体の議員、国会議員等に、子育てをした人・している人だけを選ぶ。もちろん子育てを「手伝った」人ではなく、子育てを「した」人、「している」人。 私も、自らの子どもを産んでから、初めて、道がでこぼこしていてベビーカーを押すのが大変なことや、授乳の場所が少ないこと、予防接種の仕組みや、保育園制度の不可思議などを体験しました。 それまで情報として知っていたことと、「自分ごと」となって体験することは、違いがあります。 当事者を増やすこと。 夏には選挙があります。子どもがいる、いない、だけではありませんが、私たち一人ひとりが選ぶことができるのです。 そして、イー・ウーマンがあります。この「働く人の円卓会議」で投票や投稿をして下さることも、政府に届く一つの方法です。 また、金曜日のメルマガで私が投げかける調査は、企業などからの依頼に基づくモノも多く、直接企業や自治体などの決定権者に届きます。 動きましょう。嘆いてないで、動くこと。決定権者に当事者を増やすこと。 今日から、また、歩むことができたらと思います。 *2013年8月4日(日)「第18回国際女性ビジネス会議」が開催されます。 テーマは、リーダーとなる。~最高へのコミットメント です。 自らを、自らのリーダーとして高めていきたいと思う人。ご参加下さい! 詳細は、国際女性ビジネス会議ホームページ から。 1週間、有難うございました!★こちらもご覧ください!〜佐々木議長の過去の円卓会議より〜・子どもの頃から時間管理ができたらいいと思いますか?・自分を予約していますか?・手帳で、行動管理できていますか?
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