イー・ウーマン（ewoman）

夫から学ぶことも（palka・東京都・33）

8ヶ月の娘がいて、夫は子育てに積極的に参加しています。食事関係は私がやりますが、オムツ換え、寝かしつけ、保育園の送り迎え等は半々で、お風呂はほぼ夫。結果、お風呂は夫が入れないと泣く始末。私は入れ方を教えてもらって練習中。夫は遊んであげるのも上手で、その技を盗んだら、私が遊んでも同じ様に大喜びするようになりました。母親の方が子育てが上手なはずという固定観念は、我が家には当てはまらず、夫から学ぶことも多いです。スタート地点は同じはずなのでそれが自然な気もします。

男も育児もあたりまえに（あづまパパ・神奈川県・42）

5才と1才の娘のパパです。ふたりの子育て、楽しくやっています。「イクメンですね！」と言われることもありますが、パパの子育ては普通に当たり前のことだと思うので、イクメン自慢することはありません（娘自慢するのは好きですが）。実際、子育てしているといっても妻の方が育児家事の多くを担っているので、子育てを楽しみつつも、妻を支えるために行っているところもあります。

やりたくても社会が許さない（愛、感謝、夢、笑い・東京都・33）

間もなく第二子を出産するにあたり、産休を取ると言ってくれた夫。普段から上の子にも優しく、子どももパパ大好きです。が、やっぱり世間の目が男性の育児を許してくれないようです。深くは尋ねませんが私も会社員なので、察しはつきます。子どもが寝る前に帰宅出来る日はラッキー。産休の話も職場で中々言い出せないようです。あまり高望みせず、与えられた環境の中で育児参画してもらうのが、結局スマート、という現状です。ジレンマはあるけど、こういうのがなくなるのはまだ先みたいです。

授乳以外なら出来る！と協力的（salutizumi・熊本県・35）

【退院後～】沐浴、げっぷ出し、おむつがえ、搾乳した母乳を深夜授乳、買出し。【3か月～】寝かしつけ、抱っこ、おむつがえ（うんちも可に）、鼻吸い。【6か月～】離乳食を食べさせる、あやす、添い寝、体をつかった大きな遊び。ママからの印象→子どもと一緒に成長していく印象。ねぎらいの言葉、妊娠中始めた手作り料理やお菓子で励ましてくれたり……この人の子どもを産んで良かったと感動しました。

男の子は父親の背中を見て育つ？（MANAMIN・東京都・33）

我が家の子育てはパパが中心。男の子のということもあり、同性同士のほうが分かり合えることも多いようです。私が忙しいこともあり、放課後から就寝までは、任せっきり。その代わり、彼の子育てにあまり口を出さないことにしています。一般的な両親像とは全く逆ですが、違和感もなく、むしろ良いように思います。

言うときと言わないとき（あきお・東京都・39）

家事育児に積極的なパパで、私自身とても穏やかに過ごせます。うまくいってるのは「相手のやってることに口出ししない」「お願いしたいことは率直にいう」ことを心掛けているからだと思います。子どものことでも私はほおっておくことにした件でも、夫は注意したりとか。「そんな細かいところまで」と思うこともあるけど、それは言いません。あとお願いしたいことがあるときは、「これやってもらえる？」と言った方がお互い楽です。

船頭が二人いるのでぶつかります（Hill・東京都・38）

子育てだけではなく、家事も夫婦で同じくらいしています。これだけやってもらっていると船頭が二人状態で、「どちらがやるか」ではなく「やり方」でよく衝突します。パパは時間厳守・片付け・食事の栄養バランスを重視しますが、私は子どもたちが安心して楽しくすごすことを重視していて、優先順位の付け方がパパとちがうので、いつも「甘やかしすぎ」「だらしない」と言われます。パパは非常に優秀なイクメンですが、それだけにその基準についていくのが大変です。

役割を楽しんで♪（めぐっち・43）

「やれる方がやるっ！」という意味合いには「時間的にやれる方がやる」という意味と、「得意な方がやる」という意味があります。地域の子ども会行事や習い事の付き添いなどは母親がして、塾や習い事ののお迎え、車出しは父親がします。また、其々の仕事の特性から、持ち帰る仕事が出来ない私は残業して、持ち帰れる仕事が出来る夫は家で仕事します。いずれにしても、そうする事で嫌々するのではなく、楽しんで子育てが出来ています！

イクメンパパに感謝の一言です（sachi1219・山形県・43）

朝ごはんの後片づけ、子どもの着替えや歯磨き、保育園への送り迎え、休日の公園遊び、掃除、洗濯、なんでもこなしてくれます。私の職場が遠いのと、休日出勤も多いということを理解しくれています。仕事と子育てを両立してくれる主人に、本当に感謝の一言です。でもその一方で、ちょっと罪悪感があるのも事実ですが。

この場合どうすれば？（mamisan・東京都・42）

当然育児する姿勢は素晴らしいです。ところが実際にやってもらうと、当時1歳だった息子が夕飯を食べるのが毎回夜10時頃。朝10時過ぎたがまだ来ないと保育園から私の携帯に連絡が入る。見ていると、予定直前に何故かメールやチャットを始めてやめられない。見かねて促したり手を出すと、他人を管理しようとすると猛反発。パパも1年生なのでしょうが、生活リズムが完全に狂い子どもが体調を崩す。結果頼めなくなります。そしてパパは「自分はやる気があるのに私がさせてくれない」と思う訳です。

意識の違いが（しまりすぴぴん・東京都・36）

夫は自分が子育てに参加しているつもりですが、私からみたら全然で、その気持ちのズレが日々の些細な喧嘩の種になっているように思います。言われなきゃやらないという態度なので、いつの間にか2歳の娘は夫のことを嫌がるようになりました。お風呂に入るのも嫌、手をつなぐのも嫌、遊ぶのも嫌な状態になってしまい、私の負担は増すばかり……。どうしてこんな状況に陥ったのか、本当に困っています。

根っこには育児・家事は女の仕事（なんなんなん・神奈川県・48）

共働き、それも同じ職級/給与なので、最低限の決めた「家庭内の」ことはしてくれます。が、それ以上はしようとしません。基本的には「嫌嫌」ながらも体面もあって最低限はやっているように見えます。基本的には、彼の頭の中では「育児家事は女の仕事」と思っていて、最終責任は自分じゃないという安楽を求めているように、私は感じています。

今回も、たくさんの投票と投稿が届きました。YESの方の投稿が多いのは、書きやすいからでしょうか？　NOの方は、パパの子育てをあきらめてしまっているのでしょうか。

「“イクメンですね！”と言われることもありますが、……妻の方が育児家事の多くを担っているので、子育てを楽しみつつも、妻を支えるために行っているところもあります」（あづまパパさん）というパパからの言葉や、「ねぎらいの言葉……この人の子どもを産んで良かったと感動しました」（salutizumiさん）というママのコメントのように、パパが子育てすることは、単に子どもの世話をするというだけでなく、ママを支えることにもつながっているものですね。
 
ただ、この気持ちの部分がうまくいっていないと、「子育てだけではなく、家事も夫婦で同じくらいしています。……船頭が二人状態で……“やり方”でよく衝突」（Hillさん）ということにもなりかねないでしょう。
 
「“相手のやってることに口出ししない”“お願いしたいことは率直にいう”」（あきおさん）のようにパートナーのやり方を認めること、そして、「言わないでもわかって！」ではなく、指示や指令ではなく、やって欲しいことは率直に伝えることがいいように思います。
 
また、「オムツ換え、寝かしつけ、保育園の送り迎え等は半々で、お風呂はほぼ夫。……夫は遊んであげるのも上手で、その技を盗んだら、私が遊んでも同じ様に大喜びするようになりました」（palkaさん）なんていうほほえましいコメントもいただきました。お互いに得意技もあるでしょう。絵本のチョイスや読み聞かせ方も、ママとパパでは違って、それぞれ子どもの反応が違うなんていうこともありますよね。お互いの子育ての仕方のいいところを学んだり、違いを楽しむのもいいですね。
 
ただし、「世間の目が男性の育児を許してくれない……子どもが寝る前に帰宅出来る日はラッキー。産休の話も職場で中々言い出せない」（愛、感謝、夢、笑いさん）というパパが、まだまだ多いのが現実でしょう。
 
また、「彼の頭の中では“育児家事は女の仕事”と思っていて、最終責任は自分じゃないという安楽を求めているように感じる」（なんなんなんさん）というパパや、多少の気持ちはあるものの「夫は自分が子育てに参加しているつもりですが、私からみたら全然……私の負担は増すばかり」（しまりすぴぴんさん）というようなパパも少なくないと思います。
 
パパが子育てしたくても、仕事の状況などでできない場合はどうしたらいいのでしょう。また「子育てしてくれない」「もうちょっとして欲しい」、そんなパパにはどうアプローチしたらいいでしょうか？　「こんな声かけや方法で、パパが子育てしてくれるようになった」という事例も、ぜひお聞かせいただけたらと思います。


★高祖議長過去の円卓会議より
・学校での体罰、経験ありますか？
・虐待。親子を救う方法ありますか？
・しつけのために叩くことは、必要ですか？

• 2013.07.03
• 高祖常子 子育てアドバイザー、インターネットサイト「こそだて」編集長、NPO法人児童虐待 防止全国ネットワーク理事