イー・ウーマン（ewoman）

献立の作り方も（reikot・大阪府・42）

母には料理だけでなく、献立をどう組むかも教わりました。「主菜、副菜、主食」のバランスや量の配分などもです。母自身が料理好きでしたし、私もノートに書いたりしていました。実家が自営業でしたので、私が休みの日は3食を担当していました。お弁当を作るのは中学1年生から。弟妹や父の分も作りましたし、「冷めても美味しいもの」を知りました。

祖母の料理を見て覚えました（あきんぼ・東京都・46）

実家が商売をやっていたので、母は店屋物を取ったり、市販の惣菜を買いに行かせられたりする家庭で、母からは習ってません。週末は数キロ先の祖母の家に預けられることが多かったので、祖母の料理を覚えました。手順を見て覚え、図書館のレシピ本で分量を調べて自分で作る中学生でした。息子には3歳から包丁を持たせて仕込んだので、20歳の今は何でも作ってくれます。

生きていくためのスキルを！（シンゴパパ・静岡県・46）

母が働いていたこともあり、小学生の頃から洗濯物の取り込み、お風呂準備などを普通にやって（やらされて）おり、料理のための最低限のスキル（といってもガスの元栓の開き方、閉め方や炊飯器、コンロの使い方とかですが）も親から教わっていました。高校生になって寮生活をしたり、その後一人暮らしをしても特に困った事はなかったので、生きるためのスキルとしての家事は最低限必要と思います。もちろん子育てにも役に立ちます。

学ぶというより（HARUMA・福岡県・51）

母親から料理を学ぶというより、手伝いをする内に自然に覚えたという感じがする。包丁の使い方や調味料を入れるタイミングなど、事細かに教えて貰ったという記憶はないが、いつのまにか母と同じような動作をしている事に気付く。実際に教えて貰った料理といえば、もっぱら結婚後に母と同じ料理を作りたくて電話で作り方を尋ねるとか、おせち料理など特別な場合にしか作らない料理について教えを請うとか、そういう事は母に教えて貰ったという感が強い。今でもまだ教えて欲しい料理はある。

料理好きは遺伝しました。（Nyaon.・兵庫県・40）

母はまったくもって料理ができない人でしたが、父は料理が得意で小さいころは父の休みの日に晩御飯を作ってもらうのがとても楽しみでした。とにかく楽しそうに作っていて、知らずに私も手伝いをするようになり、母の味というよりは父の味の料理が私の基本です。特にお味噌汁は父の味。そして、休みの日にキッチンにこもるのも遺伝しました。

ほとんど教わっていません（mieuxxx・神奈川県・45）

高校を卒業してすぐ一人暮らしになったので、それで自分で作るようになりました。親からはほとんど教わってなかったですね。天ぷらやコロッケ、エビフライ、餃子など、実家ではお惣菜として「買ってくる」ものだったのが自分でも作れるものだったんだ……と、自分で作るようになって気が付きました。

見よう見まねです（isabel86・愛知県・47）

実家で商売をしており、お手伝いさんが食事を作ることもあり、ゆっくり親から習う時間はありませんでしたが、料理の用意をしているところを見たり、食事のときに家族で料理について話したりしたことが、今自分が料理を作るうえでの参考になっています。一緒に作ったりして習っていなくても、不思議と親が作るような味の料理を自分も作っています。

私の世代は特に習っていないとか？（ろむ・神奈川県・45）

以前、そういう番組をNHKで見ました。私自身は、大学生になって一人暮らしをするようになったのが、料理の初めでした。見よう見まねでも、好きなものだけを作って食べられるという事がとても新鮮で、嬉しかったのを覚えています。ただ、「ひとり分」の料理を作るのは難しく、作った以上は食べざるを得ず、5kg以上太りました。と同時に、親におけいこ事の1つとして茶懐石の教室に行かされました。なので、未だにものすごく本格的な和食の基本と、我流とが、まぜこぜです。

皆さま、たくさんの投稿ありがとうございます。
 
1日目の、『親に料理を教わりましたか？』の投票結果は、Yes66%、No34%でした。
3人に2人は、なんらかの形で親から料理を教わった経験があるようです。
 
父親から教わった方や、現役の子育てパパからの投稿もあり、楽しい円卓会議のスタートとなりました。
 
Yes!の投稿を見てみましょう。
 
reikotさんは料理だけではなく、献立作りを学ばれたそうです。食べるだけなら、どんな料理を作ってもいいのですが、大切なのはバランス。お母様は、家族のことを思って料理を作られていたのでしょう。早くから家族の分の食事を作られていたのはとてもいい経験でしたね。
 
お祖母様から料理を習われたのはあきんぼさん。その想い出を忘れず、子どもに伝授されていらっしゃるのがすばらしいですね。昔は夫婦で農作業して、子守りを祖父母が担っていた時代もあります。家族みんなでする子育ては大切です。

シンゴパパの料理は、生きるための最低限のスキルだというメッセージ、とても共感します。人は誰でも、最初は何もできません。一人暮らしの時に困ったことがない、子育てにも役立つと、断言できる言う父親を増やしていきたいですね。
 
HARUMAさんは、手伝いをする内に料理を覚えられたそう。とても自然な学び方ですね。子は親の背中を見て育つ。結婚後も電話で料理の作り方を聞いてつくられている親子の関係が長く続きますように。
 
料理が得意なお父さんに学ばれたのはNyaon.さん。楽しそうに作る姿の記憶が残っているのがいいですね。そんな、子どもたちを増やしていきたいです。
 
次はNo!を見てみましょう。

mieuxxxさん、isabel86さん、ろむさんは習っていらっしゃいませんが、みなさん楽しく料理をされているようですね。親の味と似てくるのは、好きな味の好みが、子どもは似てくるのかもしれません。また、直接ではありませんが、親の料理を作る、食卓に並べる姿を見て、間接的に教わっているのでしょう。また、今はネットでレシピが検索できるので、作り方だけなら、簡単に知ることができる時代になっています。
 
こうしてみてくると、家族の数だけ、親から料理を学ぶ方法やスタイルはあることがよくわかります。
 
そして、それぞれが今の暮らしにいかされているように思います。
 
親子で「教える」「教わる」というコミュニケーションは、お互いを育てるとても大切な時間だと僕は思っています。
 
そこで次の投稿では、
 
Yes!の方には、「親から習った料理がどのように今の生活に活かされているのか、教わったことをどう感じているか」をお聞きしたいと思います。
 
No!の方は、「親から習っていないことで、困った経験」、または「親から習っていないけれど、結果的にそれもよかった」エピソードがあれば教えてください。
 
皆さまの投稿お待ちしております。


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NPO法人ファザーリング・ジャパン著
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★滝村議長の過去の円卓会議より
・食事・料理を通した健康について、パパ（夫）と話してますか？
・家族の関係、パパ料理で変わりますか？
・料理は、仕事力を高めますか？

• 2013.09.30
• 滝村雅晴 パパ料理研究家、株式会社ビストロパパ 代表取締役、大正大学客員教授