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会議番号:3290 開催期間 2014年04月18日- 04月25日
安倍外交を支持するか? 1週間、議論に付き合って頂きありがとうございます。 外交は内政の延長といいますが、相手があります。しかも一対一ではない。日本は中国を念頭に置いてインドやベトナムとの関係を深めつつ、アメリカに応援を求める。そのアメリカと向かい合う時、中国の存在が両国関係に温度差を生じさせています。 安倍・オバマの日米首脳会談の「影の登場人物」は中国の習近平国家主席でした。投稿でも、「中国」に触れた人が多かったは、的確な現状認識と思います。 アメリカはかつての力を失い、中国は存在感を高めている。アメリカは今も政治・経済・軍事で圧倒的な力を持ち、中国はまだ途上国から抜け切れていない。衰退する王者と勃興する巨大な途上国。この構造が世界の不安定にしていることは皆さんの投稿にも現れていました。 アメリカは中国と対峙しながら、ものすごく気を使っている。日本より中国を大事にしているようにも思えます。そんな米国に不信感が日本の中に芽生えています。とりわけ安倍首相の周辺で「米国不信」が高まっています。 ちょっと乱暴な言い方をすると、日本では多くの人が親米で、反米は左翼に多かった。右翼はおおむね親米・反中国でした。それがこのごろ反米右翼が目立っています。 「戦後レジュームからの脱却」を声高に叫び、中国・韓国だけでなくアメリカにも異議申し立てを表明する。日本の戦争責任を裁いた東京裁判を否定する論議はその典型です。 日本ばかり悪くいわれるのはおかしい。南京大虐殺や従軍慰安婦はなかった。東京裁判はアメリカの価値観を押し付けたものだ。そんな声が広がりつつあります。強いアメリカが日本を抑えていた時は隠れていた不満が、米中接近を機に吹き出たのでしょうか。 「日米関係の悪化は米国に責任がある」という意見は、この点を突いています。ですが関係悪化は一方だけの責任でしょうか。靖国神社参拝に現れた首相とその周辺の動きにも一因があります。 平和憲法の空洞化や集団的自衛権はもともとアメリカの要請でしたが「戦後体制の否定」という文脈とつながるとアメリカも穏やかではない。戦後体制とはアメリカが作った秩序です。 オサマ・ビン・ラディンもサダムフセインもノリエガ将軍もはじめはアメリカの道具でした。制御を誤ると自分を攻撃する化け物になることをアメリカは世界各地で経験しています。それも含めて外交です。 安倍さんは自分の信念を前面に出す政治家ですが、外交の舵は自在に変えられるほど軽くはありません。国の付き合いには積み重ねた「国際的信義」があり、一方的に変更はできない。オバマ大統領と会うためには「安倍色」を薄めなくてなりませんでした。 外務省の親米派が「日米同盟強化」を精一杯演出しても、どこかよそよそしさが漂ったのは、本音の部分で溶け合っていなかったからではないでしょうか。首都に米軍基地を置くアメリカは安倍さんの携帯通話さえ傍受できる。本音を嗅ぎとって付き合っています。 「言うべきことは言う」は正しいとしても中国・韓国とケンカ腰で対峙しながら、仲良しだったアメリカと面倒な関係になったら日本はどうなるのか。安倍外交は軌道修正されるのか。それとも突き進むのか。期待する人、ハラハラする人。そしてあなたはどうでしょう? 残念ながら今回の円卓会議は終了です。続きはあなたが議長になって、親しい方と意見を交わしてください。一人ひとりが考え続けることが外交の大きな流れを決めると思います。★山田議長の過去の円卓会議より・TPP参加、成果は期待できると思いますか?・沖縄問題。あなたの考え、まとまっていますか?・TPP協議に参加することに、賛成ですか反対ですか?
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