イー・ウーマン（ewoman）

尊敬できる上司に出会えて（レッズ・埼玉県・33）

尊敬できる上司に出会えて私も管理職になりたいと思いました。いつも冷静で、仕事ができて、部下想い。誰からも一目置かれている人です。私もこんな人になりたい、こんな素敵な管理職になりたいと切に思っています。もちろん他の方々の良い所も吸収して、自分なりの管理職像を作っていきたいです。身近にロールモデルがいるだけで気持ちが前進します。

ロールモデルとフェアな評価（月のしずく・京都府・40）

幸い身近なところに、子どもを持っても以前と変わらず成果を出すロールモデルが何人かいるので、私もできる、頑張ろうという気持ちになれました。職場も性別などにかかわらずフェアな評価をしてくれるので、成果を出したい、貢献したいと思えます。ただ、このような評価をするのは職場でもまだ一部。近いうちに責任者的立場で職場改革に取り組むので、まずロールモデルの提示とフェアな評価制度の導入をするつもりです。

アクセルはポジティブサイクル（sweetsugar・栃木県・45）

部長です。MBAでオーナーシップとリーダーシップの考え方を学んでから、仕事に取り組む際、経営者なら、部門長ならどう判断して動くかを意識しながら働くようになりました。すると、私自身仕事に対して、視野が広がる→俯瞰できる→仕事がスムーズに進む→仕事が楽しくなる→周りからの評価も上がる、というポジティブサイクルを感じました。そのアクションの積み重ねが部長昇格に繋がったと思います。

自分のキャリアと強みから考えて（おひさまようこ・東京都・35）

前回は「管理職が好きだから／おもしろいと思うから」というような理由でYESにしました。あれから自分の仕事環境が大きく変わり、専門性が強い人と組んで仕事をするようになり、改めて自分は管理職に期待される仕事が得意だということを実感しました。「自分の専門は管理職」で生きていくことを模索しています。

やりたい仕事をするために（cheetan・千葉県・45）

数年前、1年ほど転職活動をしました。そのときによく言われたのが、「あなたの年齢ではマネジメントもできる人でないと採用は難しい」ということでした。また、今の仕事の中でも「あなたにどんな権限があって口を挟むのか？」と聞かれることが多いので、職務権限の必要性を感じています。やりたい仕事を実現しようとすれば、それなりの権限を要求されることを痛感し、管理職を目指しています。

佐々木常夫さんと三浦由紀江さん（まおにゃん・茨城県・51）

管理職になるにあたって、私のささえになったのは佐々木常夫さんの『部下を定時に帰す仕事術』と三浦由紀江さんの『1年で駅弁売上を5000万アップさせたパート主婦が明かす奇跡のサービス』です。佐々木さんの「昇格することで見えてくる景色が変わる。それはなかなか見応えがある。」という言葉に、その景色が見たくなりました。三浦さんの「仕事は楽しく！」という言葉に、管理職になっても仕事が楽しくてもいいのだと気が楽になりました。

自分の問題（黒船・神奈川県・47）

Yesとしつつ、実は今は躊躇しています。理由は自分の中にあり、満足行く実績を上げていないことにあります。自分よりも実績のある方でも管理職ではない周りの方々を抑えて上に行く自信がありません。それでも、自分が携わるプロジェクトを成功させるためには、自分が人事権も含めた権限を持つことが一番の近道だと思うようになりました。エグゼクティブになることが自分の夢を実現させる最良の手段だと思うと、まずは管理職、そしてその上を目指そうと思います。

立場で見えるものが違う（yakuya・福岡県・39）

若い頃、立場を変えながら気づいたことは、立ち位置で見える風景が違うこと。なぜ、あの時、上司に私の言葉は届かなかったのか。正解などない問題の中、上司は視野の狭い私の意見ではなく、もっと思慮が深く、多方面を考慮した別の意見に責任を担う決断をしたのだと。そんな自分の狭さを知り、もっと広くありたいと上を目指しました。今はその動機も変わり、後進のため、周囲を動かすことのできる人材でありたい。そのような人材を育成したい。その気持ちが私を管理職へと向かわせています。

きっかけは「逃げられない」（dosanko・東京都・36）

管理職を数年前から打診されておりましたが、家庭との両立の観点から断っておりました。上長が産休に入るのをきっかけに、強制的に辞令がおりた形になります。いざやってみると、今までの経験が非常に生かせること、元来チーム作りが好きな自分にとってやりがいがある事。またこれまで現場で不満に思っていたことを、積極的に上申することで改革できるスピードが一気に変わり、自分でもタイムマネジメントが少しずつできて思ったよりも時間的な負担はないと感じています。

選択肢の一つ（3匹の怪獣・千葉県・44）

現在の会社の管理職には決定権もあり、ある程度の裁量も与えられています。私もやがてその立場になる可能性が高いものの、現時点ではあまり魅力を感じていません。性格的に組織にあまり向いていないことや、根っからの自由人だからかもしれません。管理職は選択肢の一つと考えています。その選択を迫られた時、管理職となることを選んだとすれば、今の慣習や働き方等を自分で変えていくつもりです。

非管理職＝無責任ではない（まうやん・東京都・43）

管理職ではないと責任が生じないということはありえないと思います。私は医療職で少数専門職のため管理職は設けられていませんが、個々に十分な責任感が求められる仕事ですので、あえて管理職にならずとも個人の責任能力は発揮できると思うのです。管理職が設けられたとしたら……引き受けるとは思いますけれども。現状でも十分だとは思っています。

教員という仕事（shiva・京都府・38）

管理職になると授業や部活動の指導に直接あたることができなくなります。学校は管理職によってその方向性が変わると思いますが、ひとりひとりの生徒と授業を通して、あるいは部活動を通して関わることにやりがいを感じます。管理職と意見の交換ができる一教員でいたいです。

今週は「管理職になりたいですか？」というテーマで議論してきましたが、なんと73％もの人がイエス。素晴らしいじゃないですか！
3日目の会議では、管理職になるためのアクセルとブレーキをシェアしてきましたが、今日、最終日は、アクセルを踏むのに役に立ったこと、きっかけです。
 
アクセルへのきっかけ：
・レッズさんは「尊敬できる上司に出会えて」
・月のしずくさんも「ロールモデルが何人かいる」
・既に部長の、sweetsugarさんは「オーナーシップとリーダーシップの考え方を学んで」
・おひさまようこさんは、「自分は管理職に期待される仕事が得意」と認識
・cheetanさんは「職務権限の必要性を感じて」
・まおにゃんさんは書籍などから。
・黒船さんは「自分の夢を実現させる最良の手段」
・yakuyaさんは「もっと広くありたい」
・dosankoさん「いざやってみると」
 
ちょっと躊躇されている、3匹の怪獣さんやまうやんさんも、「その選択を迫られた時」とか、「引き受けるとは思いますけれど」ということで、やってみろと言われれば、やる、ということですね。
dosankoさんの「いざやってみると」と同じ。
・任命される
というのも、アクセルへのきっかけ、なのでしょう。
 
「任命」というのは、上司、組織が「あなたならできる」と選んだということです。
先日書きましたが、上司に、自分の意欲を伝えておくことも大事。
だから、頼まれたら引き受ければいい。
先方は、できない人を選びません。
 
また、まうやんさんがおっしゃるように、責任はアルバイトでも誰でも全員にあります。
もちろん個人の能力も、どのポジションでも発揮できる。
管理職とは、会社の方向性に合わせて、自分だけでなく、チームや組織全体をプラスに動かす立場になるということ。
上に行けば、景色は違って見えるのです。
力を発揮する場所も増える。
今見ていない、楽しい可能性がたくさんあるんです。
 
shivaさんは、生徒との直接の時間を大切にされているのが伝わってきます。
でも、学校の中で他の先生たちも育てたり、チームアップする管理職ってありませんか？　
将来に向けて考えてみるのもいいかもしれません。
学校全体、地域全体を動かす「決定権を持つ」ポジションになったら、
たくさんのことができそうです。
 
管理職になることは、何度も言いますが、個人の選択です。
ならないこともＯK。どちらの選択でも、たくさんの成果を出すことができます。
でも、改革する立場にならないことを選んだ人は、会社の制度に不満を言い続けることはできないでしょう。
 
私は、多くの女性たちに、管理職になって欲しいと思います。
あなたの目で、心で、新しい組織をつくり、新しい働き方を提案し、新しい商品を、サービスを導入し、日本を明るく前身させてほしいからです。
 
そのために、月のしずくさんのおっしゃる「ロールモデルの提示とフェアな評価制度の導入」は大切。さあ、ピアの私たちから、いい事例となって行きましょう。
 
この円卓会議の最中に、嬉しいメッセージが届きました。
以前イー・ウーマンに勤めていたスタッフからです。
別の会社にて仕事を始めた彼女は、数年前に
「社長に教えていただいたこと、あの歳では、わからないことがあり」などと突然連絡をくれてとっても嬉しかったのですが、今日また、「本部長格になることになりました」「がんばりますー」とのメッセージ。
いやあ、嬉しいなあ。
 
私たちは、毎日変化し、成長していくんですよね。
 
毎日、新しい視点でモノをみる。
毎日、選び直す。
 
大切なことは、まっすぐ、誠実に歩み続けること。
 
これが、成長の秘訣かと思います。
アクセルを踏むきっかけを、自分から作りましょう。
あなたの周囲の人、上の人は、あなたの仕事ぶりを見て、期待しているに違いありません。
 
素敵な一週間でした。有難うございました！
皆さんの投稿を読んで、私も毎日元気に拍車がかかりました！
 
あ、今日の朝日新聞朝刊、15面オピニオンに、私のインタビューが掲載されました。
女性活躍についてです、ぜひ読んでください。
 
また、9月13日（土）外務省主催「ハイレベル・ラウンドテーブル」における分科会
 
9月16日（火）には、東京都主催の「女性が輝くまち・東京シンポジウム」
ＰＤＦはこちら
 
に登壇します。
9月20日は、名古屋で時間管理の講座があります。
いらしてくださいね。元気になりますよ。
 
ということで、1週間ありがとうございました。
またお目にかかりましょう！！


★佐々木かをりの過去の円卓会議より
・管理職になりたいですか？(2012年8月)
・ゲームチェンジさせたいこと、ありますか？
・今年の満足度アップ。手帳を活用できそうですか？
・I statement で発言していますか？

• 2014.09.05
• 佐々木かをり 株式会社イー・ウーマン 代表取締役社長、株式会社ユニカルインターナショナル 代表取締役社長