イー・ウーマン（ewoman）

がんを消す食材の摂取（HITOMI HOMMA・海外・その他・31）

8月、31歳の夫に初期の大腸がんが見つかり、大腸の一部を摘出する手術をしました。それまでも、家で作る料理は和食で一汁三菜を心がけていましたが、病気が見つかってからは、がんを消す食材を積極的に摂り、減塩を心がけ、ジューサーを買って野菜や果物のジュースを飲むようにしています。がんを消す食材とは、キャベツ・白菜・ほうれん草・しそ・トマト・かぼちゃ・ブロッコリー・大根・玄米・ヨーグルト・はちみつ・レモンなど、手に入りやすい食材ばかりなので助かります。

毎日コツコツ、バランスよく（masako11・埼玉県・43）

断食ダイエットをした直後から半年間くらい、体調不良になったことがあります。肌荒れに始まり、貧血症・咳喘息等、今でも完治してないです。それ以来、食事制限は私には合わないと判断し、ダイエットはせず、栄養のバランスに気を付けながら食事をしています。鉄分不足を補うようになってからは疲れにくくなり、甘いものの食べすぎも改善されてきたように思います。無理なダイエットはぜず、食事管理を楽しみながらコツコツ続けられるよう心がけています。

身体を温める心がけ（otoboke・新潟県・51）

1年前、腹痛で緊急手術・入院を経験しました。病名は腸閉塞でした。過去の子ども2人の出産は帝王切開、それと子宮筋腫と3度の開腹手術をしたにも係わらず、暴飲暴食が多かった事を反省しました。体温が1度下がると免疫力が約30％低下する事を聞き、身体を温める食事をとることを心がけ、根菜を多く、毎日はしょうが粉末を味噌汁などに入れてとるなど、食事に気をつけるようになりました。そのお陰か、退院後は風邪もひきません。生涯を健康寿命で終えるには、身体の中からの健康作り。食事が一番大切だと思います。

食べる楽しみと健康を両立したい（たろまる・東京都・37）

健康寿命という言葉を知った時に、自分の怠慢で寝たきりになるのは無責任と思うようになり、自分の健康寿命のため、そしてメタボ旦那の肥満解消（≒将来の寝たきりリスク減）を意識した食生活に変えました。食べるのも作るのも好きなので、だしや味付けで塩分を減らしたり、アレンジで満足感そのままカロリーダウンさせてみたりと、作って食べる楽しみと健康を両立させながら継続したいです。今も将来も健康であることが生活のベースだと思っているので。

弁当力（Kylin・55）

会社が比較的田舎にあるので、昼食は近くのコンビニ弁当ばかり。さすがに飽きたのと、健康に良くないのは分かっていたので、手弁当派に転向しました。何より「米」が美味しい、夕方まで腹持ちが良い、経済的という３拍子が揃ってます。最近、スープ・ジャーを買ったので、温かい飲み物も持参中です。

家族の姿から（kitazakura・北海道・50）

私の祖父母は、食・運動・睡眠に気をつけ、健康的で長命でした。特に、食べ物に関心が強く、新しいものも取り入れ、食品数が多かったと記憶しています。しかし、夫の両親は共に50歳前に他界しています。その背景は、偏った食生活、短時間の食事、新しいものへの拒否、過労等。夫は結婚当初、食べたことのないものが食卓に並び、薄味にも面食らったようです。しかし、今では「外食は、塩辛くて……」と言います。こうした身近な家族の姿から、健康寿命を意識した生活実践に楽しく励んでいます。

食生活はストレスの反映（blueberry53・大阪府・58）

毎日、きちんと3度の食事をとっていますし、野菜を多く取るように心がけていますが、残業で食事時間帯が遅くなったり、疲れ気味の時は、甘いものを多く取り過ぎたり、イライラしている時などは塩分や刺激性のものを多く取ったりと、ほとんどすべての場面で食生活は仕事のストレスに左右されています。病気や介護などで自分や周りに迷惑をかけたくはないですが、さりとて仕事のストレスから逃げられないのも事実です。国の政策はどうも理想の環境での議論にしか見えない気がします。

お菓子を食べてしまうので（本の虫・大阪府・42）

一日三食とも野菜、たんぱく質、ごはんを食べるようにしています。朝は果物とヨーグルトも食べます。ただ、どうしても食後にお菓子を食べてしまうことが多いので意識しているとは言い切れないです。食後のお菓子をやめるとかえってストレスがたまるので、お菓子を食べたいと思ったら食べています。

実行している時間がない（なんなんなん・神奈川県・49）

意識はしています。してはいるのですが、仕事と家事と育児とをやりくりするとどうしても外食やお惣菜、丼物が多くなってしまい、実践は出来ていません。3人の子どももおりますのでバランスだけは考えているのですが、連れ合い(4割程度の食事当番を担当)はそのような教育を受けていないので(だいたい中学で家庭科すらない世代)、聞き入れてもらえず悶々としています。

皆さま、たくさんの投稿ありがとうございます。
 
２日目の、『「健康寿命」を意識した食生活、していますか？』の投票結果は、Yes68%、No32%でした。
 
Yesの方からは、「健康寿命」を意識した「きっかけ」をたくさんいただきました。ありがとうございます。
 
パートナーが大腸がんになったきっかけで、より食材を選ばれるようになったHITOMI HOMMAさん。日常手に入るもので、健康食生活を行うのが一番続きますね。
 
断食ダイエットによる体調不良から、栄養バランスに気をつけるようになったmasako11さん。無理なダイエットはやめられたようです。「楽しみながら」自分にあった食事管理方法を見つけられました。

食生活の乱れ等から、腸閉塞になられたotobokeさん。自身の経験から低体温にならないような食生活を心掛けて、生涯を健康寿命で終えようとされています。私も、自ら食を通じた健康法を実践し、風邪をひかない生活を送っています。
 
健康寿命という言葉を知ってから、老後の健康を意識した食生活をされているたろまるさん。パートナーのメタボ解消も実行中とのこと。こういうご家族が増えるといいですね。
 
健康維持と、美味しさと、経済性と３つのメリットに気づき、手作り弁当生活を始められたKylinさん。最近は温かい飲み物も持参とのこと。お昼が楽しみな毎日になりましたね。

長命だったご祖父母様の健康生活と、50歳前に他界されたご義父母様から学ばれたkitazakuraさん。健康寿命を意識するヒントがいっぱいつまったエピソードをありがとうございます。

では、NOの方の『健康寿命』」を意識しているけれど、なかなかできないエピソードを見てみましょう。
 
仕事のストレスから食生活が乱れているblueberry53さん。同じような方は多いのではないでしょうか。食生活習慣は、自分以外に周りの家族の健康状況や、仕事環境に左右され、自分都合ではなく、乱れることが多いもの。無理なさらずblueberry53さんのペースで、今の生活でできることから始められてください。

食後のお菓子を食べてしまう本の虫さん。無理してストレスをためるのもよくないですよね。私も経験がありますが、食事をしっかりよく噛んで時間をかけて食べると満腹になり、その後の間食も減り、体の燃費がよくなりました。小腹がすいた時は、無塩のナッツ類や、時に出汁こんぶを噛んで乗り切りました。ただ、食べたい時は今でも食べています。

意識はしているが、日常の家事育児仕事で忙しく実行できないなんなんなんさん。健康寿命を意識した食生活は、夫婦ともに理解して始めないと続かないし、意識自体がストレスにもなります。しっかりと家族の健康を考えていらっしゃるからこそ投稿されたと思います。料理はできる範囲で行いながらそれ以外の食生活習慣を実施されてはいかがでしょうか。例えば、「よく噛んで腹８分目の食事をする」「和食をえらぶ」「飲み物でカロリーをとらない」などです。

皆さまのご意見ありがとうございました。
 
「健康寿命」を意識した「きっかけ」には大きく２つ、全体では４つに分かれました。
 
＜病気／不健康から＞
・  自分の病気から
・  家族の病気から
 
＜気づき／助言から＞
・  自分で
・  家族／知人の助言で
 
ここには掲載されていませんが、「家族の病気」から「健康寿命」を意識された投稿が一番多く届きました。
 
先に老いる両親や、仕事で激務をこなすパートナーなどの病気から、意識せざるを得ない日は突然やってきます。これは、他人事ではありません。
 
起こったことを悔やむより、しっかりと事実を受け止めて、前に進んで行くしかありません。今回、Yesに投稿いただいた皆さまは、そうやってひとつひとつ、受け止め、乗り越え、支え合い、生きていることに感謝しつつ、日々生活をされているように思います。
 
そこで、最後の質問です。
 
Yes!の方は、『健康寿命』を意識した食生活をしていることで、どんな気づきや、いいことがあったかを教えてください。病気になったり、家族の介護を支えたことで、どんなことを学んだのでしょうか。
 
No!の方は、『健康寿命』を意識した食生活がしきれていないけれど、本当はどうしたいのか、理想があれば教えてください。
 
これが最後の投稿となります。皆さまの投稿お待ちしております。


★滝村議長の過去の円卓会議より
・親に料理を教わりましたか？
・食事・料理を通した健康について、パパ（夫）と話してますか？
・家族の関係、パパ料理で変わりますか？

• 2014.10.29
• 滝村雅晴 パパ料理研究家、株式会社ビストロパパ 代表取締役、大正大学客員教授