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会議番号:3315 開催期間 2014年10月24日- 10月31日
皆さま、たくさんの投稿ありがとうございます。 『「健康寿命」を意識した食生活、していますか?』の投票結果は、Yes68%、No32%でした。割合は1週間を通じてほぼ同じでした。 Yesの方からは、『健康寿命』を意識した食生活を続けることで、どんな気づきを得たのか、たくさんコメントをいただきました。 旬のものを食べる楽しみに気づかれたkelly2013さん。旬の食材を楽しみ、豊かな生活をおくられることで、体だけでなく、心にもいい食生活になられたようです。 1日2食で、胃腸を休める食生活にされたtokoさん。現代人は食べ過ぎです。手足を動かして手料理されることが、何よりの健康に繋がっていらっしゃることでしょう。私も、しっかり噛んでお腹が減ったらお昼は食べるという2食生活を続けています。 お母様からの食生活を通じて健康について教えられたbanana5さん。親から子へ、生き方を伝えているのと同じです。今わからなくても、お子さまが大きくなられたらきっと同じように教わったことを大切にされることでしょう。 「無理をしなくなった」真打ちさん。年をとることで、無理が効かない年齢がやってきます。どこまでやると体調を崩してしまうのか。自分の体の限界を知ることは、大人に必要な自己管理能力です。「過酸化脂質を取らない」「新鮮な食材を出来るだけたくさん食べる」大切さに気付かれた、メヌエットさん。身内の病気によって、自分が学ぶことはたくさんあります。 妊娠出産から、妊婦に、赤ちゃんにいい栄養バランスについて気づかれたくみこさん。 守るべきひとが増えることで、自分の健康をより考えられるようになられました。お子さまが健やかにお育ちになりますように。 一方、No!の方は、『健康寿命』を意識した食生活がしきれていないけれど、本当はどうしたいのか理想をお聞きしました。 偏食を直したいZonnetjeさん。海外にお住まいなので、スーパー事情が違うかもしれませんが、私は皆さんに栄養バランス的に「青菜(小松菜、ほうれん草、かぶの葉、大根葉、青梗菜など)」を進めています。葉緑素たっぷりの葉が、真っ赤なきれいな血を作りだしてくれます。また、土に種をまけば、とても簡単に青菜は育ちますので、家庭菜園もおすすめです。 朝は車中でパン、昼はコンビニ弁当生活のはなちよさん。私も娘が生まれるまでは同じような食生活でした。食生活習慣は、暮らしのリズムを維持しないと、続きません。朝はごはんと、めざしと納豆。それと夜食べていた野菜の残りという、和食朝食から始めてみてはどうでしょうか。 お父様のお体を心配されているレッズさん。67歳のお父様の食生活習慣を、本人以外が変えることはとても難しいことです。ただ、病気をされたことで、本人が食生活習慣を見直すきかっけになります。一番いいのは和食の自炊。自治体や公民館で「男の料理教室」と称してリーズナブルな価格で開催されているところがあります。ひとりで作っても楽しめませんが、仲間と一緒に料理を作って食べることは、とっても楽しく生きがいになります。お父様、一度参加されてみてはいかがでしょうか。 皆さま、本当にたくさんの実体験にもとづく議論をありがとうございました。 私は、11年前に長女が生まれたことで、料理を始め、その後パパ料理研究家になりました。しかし、その長女は3年前に私より先に天国へと旅立ちました。そして、膀胱がんになった父が、今年の6月に2年半の闘病生活をへて70才で他界しました。 「健康寿命」のためにということではありませんが、健康で生きるためにどうすればいいか、病気をどう克服すればいいか。家族の病気を治すために、食生活について考え続け、学び、実践してきました。 その結果、目の前の幸せや、生きている奇跡、ほしいものはすべて手に入れていたことに気づきました。体が喜ぶ食生活習慣を心がけることで、残された家族は健康を保ち、生かされていることに感謝しつつ、毎日を大切に過ごしています。 健康寿命を意識し、要介護にならない人生を歩むための答えは1つではありません。しかし、一番大切なことはあります。 「自分が変わる」「自分で気づく」 ことです。 自分は変えられても、他人を変えることはできません。 自分の食生活は変えられても、他人の食生活を変えることは本人次第です。大人の病気の多くは、自らの食生活に原因があります。人間の体は、食べたもので出来ています。 皆さまの「健康寿命」を意識した食生活のきっかけの多くが「自分以外の方の病気」でもありました。 その人たちの意識を他人が、変えようとするのは、とても難しいことです。 健康のために、食生活を気にしすぎて、本人が望まない食事をすることで「食べる楽しみ」を奪ってしまえば「心」が病んでしまいます。 食事は「健康のために食べる」のではなく、「美味しく食べて、健康を保つ」ことが大切です。 今回の議論を通じて参加された、考えられた「本人」がまずは実践し、楽しく健康を保たれている姿を周りの人たちに見せてあげてください。 まったく興味がなかった、パートナーや、両親にも、しだいに届くようになると思います。 最後に、私が健康寿命のために意識している食生活健康法8カ条を紹介します。 <パパ料理研究家 滝村雅晴が実践している、かんたん!食生活健康法8カ条> 1・食事はゆっくりよく噛む。 2・朝ごはんは和食(玄米ごはん、味噌汁、青菜、うるめいわし、ぬか漬け)。 3・青菜・発酵食品・季節の野菜、豆類、海藻類と副菜に食べる。 4・1日2食生活。お昼はお腹が減ったら食べる。 5・お茶を煎じて飲む。持ち歩く。飲み物でカロリー摂取しない。 6・間食はできるだけ減らす。特に甘いもの。 7・寝る3時間前に食事をしない。 8・寝る前、朝、コップ1杯の水を飲む。 お金をかけずに簡単にできるものもたくさんありますね。 毎日書き続けて3000日以上になる、私のブログ「ビストロパパ ~パパ料理のススメ~」でも、健康料理レシピや、健康を保つための食育の話を書いていますので是非ご覧ください。 この議論がきっかけで、この国の健康寿命が延びることを願って今回の議論を終わりたいと思います。 1週間お付き合いいただきましてありがとうございました。★滝村議長の過去の円卓会議より・親に料理を教わりましたか?・食事・料理を通した健康について、パパ(夫)と話してますか?・家族の関係、パパ料理で変わりますか?
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