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会議番号:3317 開催期間 2014年11月07日- 11月14日
青山学院大学の古荘純一です。5年前になりますが、『日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか』という本を刊行しました。多くの方に読んでいただいているようで非常に光栄に思います。本年8月に、やや専門的になりますが、『子どものQOL尺度 その理解と活用 心身の健康を評価する日本語版KINDLR』という本を刊行し、その成果をまとめることが出来ました。なお、QOLとは「quality of life;生活の質」の略語で、私たちは、自尊感情がQOLに最も強く影響を与える因子ととらえています。 今回は、自尊感情を保てない子ども、必ずしも同じ意味ではありませんが、自信をなくしている子どもへの対応について、円卓会議を開催させていただきたいと思います。 日本の子どもの自尊感情について、我々の尺度調査を用いた調査では、 ①小学1年から2年にかけて、および10歳ころに大きく低下する傾向がある ②10歳以降の自尊感情は、海外の子どもに比べて低い ③男子よりも女子が低い傾向にある ④低下した自尊感情が回復する傾向が見られない などの特徴がありました。個別には、非常に自尊感情の高い子どもも低い子どももいますが、その子どもたちが、同じように学校に通いながら日常生活を送っていることも事実です。 本日は、全体の調査結果をふまえて、皆様からご意見をいただきたいと思います。保護者の方や学校の先生には、自信をなくしている子どもに対して、積極的に励ます方、腫れ物にさわるように慎重に関わる方など、総じて対応に苦労されているようです。自信をなくしている子どもたちが多いと考えられる現在、私たちは、どのように理解し、その対応を考えればよいのでしょうか? まずは「自信をなくしている子どもを元気づける方法、ありますか?」にYES、NOでお答えいただき、あなたが、ご自分のお子さまやまわりの子どもたちを元気づけようとした経験、またご自身が子どもだった頃の体験を教えてください。 皆さま方のご意見をお待ちしています。★古荘議長の新刊神経発達症(発達障害)と思春期・青年期――「受容と共感」から「傾聴と共有」へ★古荘議長の過去の円卓会議より・少子化が及ぼす子どもへの影響、考えたことありますか?・テレビ番組「明日、ママがいない」。子どもに見せますか?・発達障害の『障害』という診断名、違和感ありますか?
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