イー・ウーマン（ewoman）

消費税率の10％への引き上げの決定が大きな政治問題となり、安倍総理は延期を決定して解散を行うようです。
 
税率引き上げを引きのばす理由は（政治的な理由はともかく）、「20年続いたデフレ経済から脱却を目指す最後の段階なので、税率の引上げは1年半に先送りすべきだ。増税を伸ばして経済を良くする方が、財政再建につながる。」というものです。
 
これに対し引きのばし反対論者は、「消費増税は社会保障・税一体改革として行われるもので、わが国経済の底が抜けるような状況でない限り先送りすべきではない。経済の状況は、ゆっくりではあるが回復傾向にある。先延ばしすると、子育て支援などの財源が不足するし、日本国への信頼が揺らぎ、日銀が金融緩和を終了するころ（いわゆる「出口」）、国債価格は暴落(金利は上昇)し、取り返しのつかない状況になるリスクを負う。」というものです。
 
皆さんは、消費税引き上げの先送りに賛成ですか、反対ですか？　消費税率引上げは短期的な景気の動向だけで判断すべきかどうか、社会保障・税一体改革で予定されている少子化対策を先延ばししてよいのかどうか、日本の信認は本当に落ちるのかどうかなどの論点も含めてご意見をお寄せください。




★森信議長の過去の円卓会議より
・消費税8％。価格は、総額表示がいいですか？
・女性の社会進出のために配偶者控除を廃止し、財源を子育てに使うことに賛成ですか？
・消費税の「軽減税率」導入、賛成ですか？

• 2014.11.14
• 森信茂樹 東京財団政策研究所研究主幹、中央大学法科大学院特任 教授