働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3321 開催期間 2014年12月05日- 12月12日
私は団塊ジュニア世代の親の世代なので、まうやんさんの投稿が心に響きます。団塊の世代が75歳に到達する前に、老人への給付削減を実現しないと大変なことになると講演などでも話すのですが、あまり賛同してもらえません。給付が削減されれば、それは子どもの負担が増すということになるし、まうやんさんが書かれているように自分が歳を取ったときに給付が少ないということになるからです。その意味では、社会保障改革(老人給付の削減・子育て給付の拡大)はほとんどの人にとって不人気な政策であるということが言えます。 地球交響曲さんの子育て重視はいいと思いますが、成人するまで医療費は無料というのはどうでしょう。無料化が患者、医師双方に一種のモラルハザードを生んで、医療費が想定以上に膨らむというのは実証されていることだと思います。そういったことを防ぐには、町のお医者さんと大病院との棲み分けとか、町のお医者さんが医療のゲートキーパー(門番)となり、大病院での受診には必ず町のお医者さんの紹介状が必要という制度改革をしなければならないでしょう。 たとえばイギリスは医療は国が供給しています(要するに全額税金負担)が、このゲートキーパーの役割をGP(ジェネラル・プラクティショナー)と呼ばれる専門医師が担っています。そういった一種の受診抑制をしていてもイギリスも費用を捻出するのに苦労しています(ちなみに来年行われる総選挙の争点のひとつになります)。 少子高齢化には特効薬はないと思います。先進国のほとんどが少子高齢化に悩んでいるように、これは社会の進歩に伴う構造的な傾向であると思います。 いずれにせよ、今回の総選挙を見ていて思うのは、各党はみな口当たりのいいことしか言わず(たとえば増税は中止して消費税を5%に戻すとか、消費税は撤廃するとか)、それでは財政問題はどうするのかということをあまり語らないということです。 さて皆さんにお尋ねします。日本は公的債務(政府と地方公共団体が抱える借金)がGDP(国内総生産)の200%を超えています。先進国中、最悪です。2010年に国家債務危機に陥ったギリシャでさえ、160%ぐらいでした。私自身は、その意味では増税やむなしだと思いますが、皆さんはどうお考えですか。そして軽減税率についてはどのようにお考えですか。 衆院選で注目している争点がある方も、ない方も、どんな社会を望むのかを考え、増税についてのご意見を教えてください。*イー・ウーマン編集担当から 投稿のルール「I statement」を守り、自分の投稿に「私は」を入れ、自分のことだけに限定して投稿してください。 特に選挙に関する円卓会議ですので、各自が自分自身で考え、選んでいただくために、掲載する投稿には編集にて「私は」を入れさせていただく場合もありますのでご了承ください。 「I statement」とは、コチラをお読みください。★藤田議長の過去の円卓会議より・今回の内閣改造。評価しますか?・集団的自衛権行使容認、あなたは賛成ですか?・参院選、あなたの期待通りですか?
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