イー・ウーマン（ewoman）

短期売買か長期売買かで（kyoko004・神奈川県・37）

社会人になってから株式、投信を始めましたが、ここ数年は短期の売買が多く、日々の情報取得は欠かせない状況です。一般的な情報は新聞、ニュース、メルマガから得ていますが、株価・投信基準価格等の情報は証券会社からリアルタイムでスマホに配信されるように設定しています。後は投資仲間とのディスカッションが重要な情報源です。ただ、今後は長期売買にシフトしようかと考えています。そうすると情報の取得方法や見方も変わってきますね。

日経新聞が中心（にしひがし・茨城県・43）

日経新聞が読みやすいです。今は忙しいので週末に一週間まとめて目を通します。それにより経済の日々の流れもとても簡単に把握できます。日常では、フェイスブックで、他人の投稿で気になったのをチェックしたり、インターネットサイトでの情報にも目を通します。

関心はあるけど失敗しそうで怖い（ハッピー・ローズ・沖縄県・41）

周りにも株式投資をしている友達がいるし、夜間大学の講義で株式市場、先物市場、為替などについて学んだことから、「私も株式投資をやってみようかな」と考えることもあります。でも、なんとなく、「株」とか「相場」とか、怖い気がします。アマチュアな私は、優秀なゲームプレーヤーに全て吸い取られてしまいそうな、そんなイメージです。「NISAで少額で始めてみようかな」と思ったりしますが、どうしても、「損をする」というイメージが抜けず踏み出せません。

色々な視点で見られるように（blueberry53・大阪府・58）

私は、金融市場の短期的な変化で振り回されずに長期的にものごとがみられるように、新聞や雑誌、経済に関する本だけでなく、歴史書も含め色々な分野のことを知るようにしています。金融は経済を支えるものですが、結局は人間が動かしているものだと思います。そんな意味では人間を知ることで見えてくるものがある気がします。

アメリカ株に注目しています（DiamondBar・東京都・46）

円安と株高が進むとすれば、アメリカ株がわかりやすい投資先だと思います。アメリカのインターネット関連や製造業の会社は新サービスの情報なども自然とニュースが入ってきますので、マーケットや企業の動きも新興国などに比べるとチェックしやすいように思います。

まずは普通のニュースから（Zonnetje・海外・その他・39）

金融市場にあまり強くなく知らないことばかりでしたが、普通のニュースだけでも勉強になることがわかりました。グラフ等で変動をチェックしても売買のタイミングを逃しそうなので運用はまだ専門家に任せています。ただどこ（地域、市場、分野等）に投資するか、どのような「商品」を買うかは自身の問題なので、選択に役立つような情報を、新聞テレビといった古風なメディアで追っています。積極的に運用するまでにはもうちょっとかっこいいチェックの仕方が身につくかもしれません。

今の目の前のことに必死で…（おひさまようこ・東京都・35）

世界のことに目を向ける余裕が無いことが多いのですが、金融市場となるともともと苦手意識があるために余計に興味を持てません。寄付をすることでなんとか国際ニュースが目に飛び込んでくるようになったくらいです。何がきっかけで関心を持つようになったのか、最初の最初を知りたいです。

皆様、たくさんの投票・投稿をお寄せいただきまして誠にありがとうございました。
 
YESの方が約8割ということで、多くの皆様の関心の高さがヒシヒシと伝わってくる今回の円卓会議となりました。前回は、日ごろ接しておられる情報源やニュースソースについてお尋ねしましたが、それぞれに自身のスタイルというものがあっていいわけで、なにか特別に変わったことをする必要もないのでしょう。おそらく、実際の行動範囲が一段と拡がってくると、それに応じて接する情報源の範囲も拡がってくるのだろうと思います。
 
blueberry53さんがおっしゃるように「歴史書も含めたいろいろな分野のことを知るようにしている」という姿勢は非常に重要であろうと思われます。たとえば、ユーロという通貨に注目する場合でも、その価格変動を左右するユーロ圏そのものの誕生の歴史であるとか、ウクライナとロシアの歴史的関係などを知っておくのとそうでないのとでは、やはり向き合い方も違ってくるはずです。
 
もちろん、ハッピー・ローズさんのように「関心はあるけど失敗しそうで怖い」とお考えの方や、おひさまようこさんのように「今の目の前のことに必死」、「苦手意識がある」という方もおられるでしょう。ひとそれぞれに抱えている事情は異なりますから、当然、優先順位も異なってくるでしょうし、リスクに対する見解というのも違ってくるのが当たり前です。
 
ただ、昨今はかつてのように円高とデフレが同時進行し続けるという状況ではなくなってきており、私たちの手元のおカネを取り巻く状況が一変してきていることも確かではあります。円高でデフレなら、外貨投資や株式投資に目も向けることも少々憚られます。
 
では、逆に円安でインフレならどうでしょう。私たちが大事にしている円という通貨の価値が目減りして行く状況やインフレによる物価上昇の程度が預金金利などを上回る状況になってくると、やはりそれぞれができる範囲のなかで必要な対応をしておかねばとお考えになる方も増えてくるのではないでしょうか。多くの場合、ひとが行動に出るのは必要に迫られるからであり、今後はますますその必要性が高まってくるものと思われます。
 
いずれ年月が経過して状況が大きく変化したとき、また同様のテーマで皆様と意見交換させていただくことを楽しみにしております。きっと、いろいろな変化が皆様のなかにも生じていることと思います。今回は、忌憚のないご意見を数多くお寄せくださり、本当にありがとうございました。


★田嶋議長の過去の円卓会議より
・あなたの生活、景気が良くなってきましたか？
・金（ゴールド）、持っていますか？

• 2015.02.06
• 田嶋智太郎 経済アナリスト、日経CNBCコメンテーター