イー・ウーマン（ewoman）

パラリンピックを同列に並べるのは申し訳ないような気がするけど、東京五輪はどうなるのでしょう。心配です。競技場もロゴも「白紙撤回」。一連の経過を見ているとネジが緩んでいるというか、責任者の姿が見えないというか。「身内の論理」「もたれ合い」「責任回避」。これって東芝の粉飾決算と似た病のような気もします。地位もカネも教養もありそうな集団でなんでこんなことが起こるのか。
 
「アスリート・ファースト」なんて言葉が出てきたけど（白紙撤回した安倍さんがそう言いました）、今更こんなことを言うのは、「アスリート・ファーストではなかった」という告白ですね。
 
今年の夏は暑かった。台風も来た。2020年7月24日から8月9日までの東京でやること自体、アスリートを軽視しているような気もします。商業主義が言われるオリンピックですが、その陰で懸命に取り組んでいる選手や競技関係者は世界に大勢います。
 
オリンピック、パラリンピックを本来の精神に沿った「アスリート・ファーストに戻すことはできると思いますか？」。悩ましい設問ですが、イエス・ノーで答えてください。こうすればできる。こんな工夫があったら選手のためになる。提案やアイデアもお寄せください。救いようがない、という意見でも結構。理由は明確に。五輪には税金をたくさん使っています。納税者の立場からの意見も大歓迎です。


★山田議長の過去の円卓会議より
・本土の人は、沖縄に冷淡だと思いますか？
・朝日新聞、廃刊にしますか？
・安倍首相の外交、支持しますか？

• 2015.09.04
• 山田厚史 ジャーナリスト・元朝日新聞編集委員