「transformative (世界を変革する)」と「ユニバーサル(普遍的な)」という形容詞が随所に使われているこの新しい合意文書のスローガンは、「leave no one behind (誰も置き去りにしない)」。
2000年に「ミレニアム宣言」が採択され、途上国の貧困や飢餓の半減など、途上国の経済社会開発を目指す8つの目標からなる「ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals - MDGs」がつくられました。2015年の今年、最終年を迎えたMDGsのもとでは、貧困・飢餓人口をこの15年間で確かに半減することができましたが、トイレや公衆便所など、基本的な衛生サービスを利用できない人々が25億人にものぼるなど、まだまだ積み残しがあります。