働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3395 開催期間 2016年06月10日- 06月17日
たくさんの投票と投稿をありがとうございます。みなさんがしつけに対して真剣に向き合っていらっしゃる様子が伝わってきます。 しつけの範囲を行き過ぎてしまったという実例として、「感情的に長々と説教してしまったり……、本人を責めるようなことを言ってしまう時」(おがわさん)、「祖父母に対する態度が悪かったので、話し合っているうちに大声を出してしまった」(いーちゃんさん)、「友人の子どもが、仲良しの子の家からオモチャを隠し持ってきてしまったことがあり……友人に真実を打ち明けると……」(あさーかすさん)などあげてくださいました。私自身の子育てを振り返ってもそうですが、行き過ぎてしまったという経験は、だれしも少なからず持っているのではないでしょうか。 そうは言っても「手を出すことが行き過ぎとは未だに思えない私がいます」(marco302さん)、「大声で怒鳴ったら、手をあげたら、それとも1食抜いたらなのか、行きすぎたしつけがどこのラインなのか迷う」(Piwoさん)など、迷っている方も多いでしょう。 「怒りに任せて手は上げない」というsasayuriさん。私自身、NPO法人子どもすこやかサポートネットの理事をしており、これは「子どもへの体罰の禁止・虐待の防止・暴力の予防」を唱えている団体です。前回、「子どもの権利」についてご紹介しましたが、たとえば、大人同士で相手が言うことを聞かないときに手を挙げたら暴力で、問題になるでしょうし、場合によっては警察沙汰です。が、子どもなら、わが子なら殴ったり叩いたり、または恐怖を与えて言うことを聞かせるという行為をしてもいいのか、ということです。 もちろんいけないことはダメと伝えることは必要です。が、子どもにも、そのときの気持ちや体調などいろいろな理由があるはず。子どもがしたいようにさせると言うことではなく、やってはいけない行動は「ダメ」と伝える。ただし、子どもの気持ちを聞いたり受け止めるということは、子ども自身、尊重されている、大切にされていると感じるのではないでしょうか。行為と気持ちを切り離して対応することが大切です。 「上下関係を使って自分の思い通りにするようなコミュニケーションを、自分が教えてしまっていないか?」とご自身に問いかけているというtsatomiさん。罰や恐怖を与えて子どもをコントロールする方法は、子どもにもその方法を教えていることにもなります。いじめや非行などの反社会的行動の背景には、加害者である子ども自身が親からの虐待や、暴力的な関わり(食事を抜く、世話をしないなども含む)を受けている確率がとても高いのです。 「が、母子だけの中、難しいです」(kyoko004さん)、「冷静に向き合える時ばかりでないのも現状です」(おがわさん)という言葉が印象的です。 「行き過ぎてしつけの範囲を超えないよう、感情的になった場合は子どもと距離を置くことも選択肢としています」(kyoko004さん)など、カッとなったときに、自分自身をクールダウンさせる方法を見つけておくのも一案です。イライラした自分の感情の爆発を目の前の子どもにぶつけてしまうことは少なくありません。 しつけのつもりが行き過ぎる。あなたは、理解できますか? 最終日に向けて引き続き、ご自身の体験から「しつけのつもりが行き過ぎた」という経験、また「しつけと言っても、行き過ぎではないか」と思った具体的な場面、行動、言動を教えてください。 また、しつけが行き過ぎないようにと守っているラインや、怒りが爆発しそうになったときのご自身のクールダウンの方法などについても、お考えやご意見をお聞かせください。★高祖議長の過去の円卓会議より・児童相談所。相談・通報したことありますか?・近所の子どものこと、知っていますか?・しつけのために叩くことは、必要ですか?
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