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会議番号:3395 開催期間 2016年06月10日- 06月17日
たくさんの投票や体験を元にしたコメントをありがとうございます。 上のお子さんに「出て行きなさい」と恐怖心を与えるようなしつけをしてしまったというラビットさん。ご主人の単身赴任時期と重なっていたということで、不安や疲れが、親の心をストレスで満たしてしまうことはとても多くあります。「親が日頃から自身を過熱させない事」(真打ちさん)、「怒りに我を忘れたときに、一呼吸できる余裕があるかどうかで(子どもへの向き合い方が)ずいぶん違います」(Jerrybさん)というコメントもいただきました。 ラビットさんは、カウンセラーの先生のアドバイスを受け、お子さんの相談相手に徹するようにしたら、お子さん自身が考えて行動するようになってきたそうです。話すことによって、自分を客観的にみることができたり、状況や気持ちを整理することもできます。「こんなことで相談してもいいのか」なんて思わず、ぜひパートナーや、ママ友、パパ友に相談したり、相談機関などを気軽に利用しましょう。 子どもへの向き合い方を上から威圧的にコントロールするのか、子どもの心を受け取って、ヒントを与えたりアドバイスしたり応援するのか、親がどこの位置に立っているのかは大きな違いです。叩いたり暴言を吐くなど上から威圧する子育てをしていると、子どもがさらに反発し、気持ちを爆発させてぐずったり泣いたり……。親に心をぶつけてきて、さらに子育てを難しくしてしまいます。もう怒られたくない、もう叩かれたくない、もう怖い思いをしたくないからと、親の顔色を伺い、自分の心を出さなくなってしまうこともあります。 Nyaonさんはご自身が叩かれて育ったという経験をお伝えくださいました。「人が怖くて萎縮し人間関係に苦労した」とのこと。体験からの「行き過ぎたしつけは子どもの心を殺します」という言葉は、とても重く響きます。 「理解させようとしても、素直に反省しない時に、ものすごく腹ただしく思う」とき、「いつの間にか自分のいう事を聞かないからとか、期待した反応が返ってこないことにすり替わっている」ことがあるというミナミナさん。この言葉に頷いた方も多いのではないでしょうか。子育てしている多くの親が、自分の行動に気づかされる言葉ですね。 私が行っている「叩かない子育て講座」で、「子どもがなかなかあやまらなくて、あやまらせるのに20分くらいかかったことがある」というご相談を受けたことがあります。これはまさにミナミナさんが指摘してくださったところと同じです。 親の方は「ごめんなさい」「わかった」「もうしない」などの答えを期待するけれど、子どもは素直に応じられない。そこにも、子どものいろいろな思いがあるのではないでしょうか。自分だけが悪いのではないのに親がわかってくれない、または、悪かったと思っているけれど気持ちの切り替えがすぐにできない……など。なぜそのような行動をしたのかの気持ちを受け取ること、ちゃんと受け取れているのかを親として心がけることはとても大切。ここを忘れないことが、子どもが自分を大事にしてもらえた、尊重してもらえたという気持ち(自己肯定感)を持てるかというところにもつながってくるのだと思います。 そして大人でも、なかなか気持ちが収まらないということはありますよね。でも、大人になれば、経験値から怒りが続いていても、その状況にあわせて気持ちを収めたりするもの。子どもは気持ちのコントロールを学んでいる最中ですから、一朝一夕で「その通りだね。わかりました!」なんて切り替えられないものですね。 私事ですが、昨日生後2日目の赤ちゃんを抱っこさせていただきました。伺ったときは、うんちがまだうまく出せていないようで、ちょっと苦しそうにグズグズ。看護師さんが肛門を刺激してくれてうんちが出てすっきりしたようで、「ふ~」とため息のような仕草と表情を見せてくれました。一昨日生まれたばかりの小さな赤ちゃんでも、気持ちや感情を見せてくれるんだな~なんて改めて思いながら、どんなに小さくても気持ちに向き合うことはとても大切と思った瞬間でした。 1週間にわたりとても活発な議論をありがとうございました。しつけ、子どもへの向き合い方は、状況、環境によってさまざまです。だからこそ、こういうときにはこうしたらとは簡単にはいかないものですね。試行錯誤しながら、でも丁寧に向き合っていくことが、子どもの心を育て、親や周囲の大人自身も成長させてもらえることにつながるように思います。★高祖議長の過去の円卓会議より・児童相談所。相談・通報したことありますか?・近所の子どものこと、知っていますか?・しつけのために叩くことは、必要ですか?
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