働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3404 開催期間 2016年08月19日- 08月26日
暑い日が続いておりますが、お変わりありませんか? 青山学院大学の古荘純一です。 リオデジャネイロ五輪、天皇陛下のお気持ち表明、震災から4か月後に不明の大学生を確認、SMAPの解散、などニュースの多い夏ですが、私にとって忘れることのできない最近の出来事は、7 月26 日未明、神奈川県「津久井やまゆり園」において、施設を利用されている方が刃物で切りつけられ、19 人が亡くなり、26 人が重軽傷を負うという、たいへん痛ましい事件です。 亡くなられた方とご遺族、関係者の方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、関係者の方々が一日も早く心身を回復し、以前の暮らしに戻ることができるよう願ってやみません。 私は、多くの障害のある方とそのご家族に、主に医療機関で診察を行い、同時に相談も受けていますが、その怒りと悲しみは、想像以上のものがあります。事件の背景が不確実な中で、お話を傾聴するだけしか対応できていません。 対応と一口にいっても、再発防止策、関係者の方の心のケア、そして障害のある人との共生社会など多岐に渡っています。関係者が、自治体や政府に働きかけて、一歩一歩積み重ねてきた努力が一つの大事件で台無しになることはあってはならないと危惧しています。一方で現実として、障害のある人への誤解や偏見がまだ根強く残っているのかとも感じます。 前置きが長くなりましたが、今回の円卓会議では、「障害のある人への理解」について皆さんと討論させていただきたいと思います。テーマは「家族に障害者がいることは不幸だと思いますか?」としました。 なお、「障がい者」、「障碍者」、「障害のある人」などいろいろな表現がありますが、ここでは厚労省の「発達障害者支援法」などの用語に準じて「障害者」と表記いたします。 あなたは、家族に障害者がいることは不幸だと思いますか? 多くのご意見をお寄せください。1週間よろしくお願いいたします。★古荘議長の著書をご紹介します 【新刊】発達障害とはなにか 誤解をとく (朝日選書)【既刊】教育虐待・教育ネグレクト 日本の教育システムと親が抱える問題 (光文社新書)★古荘議長の過去の円卓会議より・病気か個人の問題か、迷うことはありますか?・「教育虐待・教育ネグレクト」について考えたことありますか?・自信をなくしている子どもを元気づける方法、ありますか?
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