働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3406 開催期間 2016年09月02日- 09月09日
流産という言葉には悲しみの響きがあります。職場や企業経営には無関係との印象があるかもしれません。しかし、子どもを望む期間に入った働く女性には、とても身近な出来事です。 厚生労働省の各データによれば、平成26年調査では働く女性は2,824万人。出産は年間約100万人。内閣府調査によれば、妊娠時に就業していた女性は約70%とあります。明確なデータはありませんが、働く女性の35~40人に1人の割合で、妊娠や流産を経験するといえるのではないでしょうか。約35%が20代で出産、約60%が30代で出産。40代出産は5%とはいえ年間5万人超えています。もともと無就労状態での妊婦さんは20代では40%ですが、30代女性はほぼ仕事をしながら妊娠を迎えるといえるでしょう。平均流産率は10~15%といわれますが、35歳からの高年出産の場合は流産率20%を超え、40代だと40%が流産となると産婦人科医会も公表しています。 女性活躍推進時代を迎えた日本では、職場での流産対策が必要だと考えています。流産は職場で起きているからです。原因論や対策論は後半で共有するとして、流産は子どもを持つことを考えた働く女性には、とても身近な出来事です。とはいえ、職場ではなかなか共有できないテーマではないでしょうか。私が20年続けている働く女性の妊活支援クラスでは、流産傾向が出てきた体調を上司に相談できないまま流産となり、教室で号泣する女性が20年間減っていません。 仕事を続け、新しい家族を迎えたいと希望した女性にとって、妊娠出産の壁は低くはなってきました。しかし不妊治療も少なくいない昨今流産対策について急がれます。女性活躍推進のためにも貴重な人材が流産退職とならないように、具体策を皆様と協議したいと思います。 流産の心配、経験、職場で話したことありますか?★大葉議長の過去の円卓会議より・働く女性と出産タイミング。考えたこと、ありますか?・10代の出産、毎週250名。知っていましたか?・養子縁組に、興味がありますか?
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