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会議番号:3409 開催期間 2016年09月23日- 09月30日
2日目もたくさんのコメント、ありがとうございました。 aibonさんなどは、まず、国内のはしかの情報をしっかり管理して、積極的に開示する必要があるのでは、とのコメントしていました。実は、すでに国立感染症研究所では、インフルエンザ以外にも、はしかや風疹等の感染症情報を公表しております。こちらをご覧になると、例年の感染症の流行状況や、海外の流行状況情報などのtopicsを、ご覧いただけると思います。◆国立感染症研究所 感染症発生動向調査 また、予防については、換気も気軽にできる対策の一つですが、Penguinさんや真打ちさんもコメントしているように、やはりワクチン接種が重要な策です。 1980年代までは、生ワクチンは終生免疫で、一度ワクチン接種を受ければ一生涯予防抗体が持続すると考えられていましたが、国内ではしかの患者が減少し、感染者からのウイルスに暴露される機会も減ると自然界でのブースター効果がかからなくなり、年齢とともに抗体が減少することが明らかになりました。 見かけ上、はしかの患者が減少しているため、ワクチン接種の必要性も薄れ、ワクチン接種をしない人も出てきます。この時に、はしかが流行すると、ワクチン接種していない人や、ワクチン接種をしたにも関わらず抗体がなくなってしまった人が感染してしまい、爆発的な流行になります。そういった科学的背景から、国内では、平成20年からブースター効果を狙ってワクチン接種回数が2回になりました。 ゆみ子さんのコメントにもありましたように、親への教育はとても重要ですが、子どもたちにも感染症について、その病気の全体像や予防方法など一定のレベルで教育することは良いことだと思います。子どもたち自身が感染症をしっかり理解して、高校や大学、社会人になる際に、自らワクチンを接種する時代になれば嬉しいです。 今回、みなさんからのコメントを拝見すると、国際化の中、日本のみならず世界的な感染症状況を把握することの重要性をあげていただきましたが、個人レベルでの予防では、やはりワクチン接種がkeyのようですね!厚生労働省のはしか風疹予防接種率状況調査では、第1期、2期ともに、各都道府県の接種率は、90%を上回っていますが、はしかの排除目的に必要なワクチン接種率である95%を達成している都道府県は数えるばかりです。東京や鹿児島、沖縄では、90%を下回る年も多いようです。 そこで、今日、みなさんと議論したいのは、2日目の議論の各論というべき内容にもなりますが、あと5%、国内のワクチン接種率を増やし感染流行を阻止するためには、具体的に何が必要だと思いますか? 補助金や広告でしょうか? 特に、大都市東京では、人口も人の交流も多いです。より具体的な方策を伺えればうれしいです。 皆様からのご意見を御待ちしております。★田村議長の過去の円卓会議より・インフルエンザに備えていますか?・新型インフルエンザの備え、していますか?・インフルエンザやノロウイルス、対策していますか?
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