働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3422 開催期間 2017年01月13日- 01月20日
少子化という言葉が生まれて、18年目に入りました。もともと出生数が最大だったのが団塊世代で、1947〜1949年生まれの方々です。その子ども世代である団塊ジュニアと呼ばれる1971〜1974年生まれの方々は、1年間の出生人数が、200万人を超えていました。2015年生まれの新しい命は、98万人。この約45年間の間に50%以上マイナスとなりました。 生まれて来る子どもの数が少なくなれば、人口も減る。超高齢化社会が世界最速で進む日本で、高齢者を支える労働生産人口も減る一方では、次世代への負担も高まる一方です。 このように少子高齢化が課題とされはじめた1995年、政府は子どもの誕生しやすい「エンゼルプラン」を開始。育児負担を減らし、産み育てやすい制度を設計し開始しました。その後、次世代育成支援対策推進法が施行されたのが2005年、平成24年(2012年)子ども子育て支援法が樹立しました。 内閣府「選択する未来委員会」から出された試算は衝撃的でした。2030年に合計特殊出生率が2.07となれば、2060年にも1億人人口を保てる。一方、2030年までに改善ができない場合の人口減少社会がグラフ化されました。これを受け、各地でも出生率向上のために、目標数値設定が開始されています。 昨年10月に復興地の宮城県・気仙沼市でも、子育て包括支援センターが設立され、私も記念講演をさせていただきました。東日本大震災後の復興で「いち早く人口減少に歯止めを」と動き始めた気仙沼市は、平成27年に「まちひとしごと創生・人口ビジョン」として合計特殊出生率を2030年までに1.09を目標数値として公表しました。 人口の世代別構成上、語られる少子高齢化問題ですが、高齢者世代が多いことは悪いことではないのです。しかし「子どもが生まれて来ない国、日本」となることには、対策が必要でしょう。皆様の周囲で始まっている少子化対策。良いと思う策はありますか? 海外在住の方々にも各国、各地域の有効な家族政策など、ぜひ投稿いただきたいと思います。★大葉議長の過去の円卓会議より・働く女性と出産タイミング。考えたこと、ありますか?・「流産」の心配や経験、職場で話したことありますか?・10代の出産、毎週250名。知っていましたか?
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