働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3422 開催期間 2017年01月13日- 01月20日
「全国で進行中の少子化対策。良い策はありますか?」のテーマに沢山のご意見をありがとうございます! 現段階での投票結果は、YES:44%、NO:56%となっています。20歳代から50歳代まで、幅広い層からの意見や提案、現状への視点をお送りいただきました。「少子化」の改善策となると実際に子どもが増えていくための対策ともいえます。 まずはYESと回答くださいましたle petit princeさんのフランスの実状紹介、「子どもを産んでもすぐに社会復帰する女性の方が多い。それは、周りが(家庭、社会、環境)すでにその考えが身についていて、さらにそれを行動に移すことが出来るからだと思います」。フランスは1980年代に家族政策を実施し、出産育児費用のすべてを無償化し、少子化改善に成功した国です。「必ず助けてもらえる」という見通しの有無は、子どもを持ちたい気持ちを左右しそうです。 yu-hoさんは「男女の役割の平準化、メンタル面での成熟化などが必要」「今の日本でそれらが実現するとは思えません」とのご意見。女性への配慮あふれるレディファーストの国と日本では差がありそうです。 ゆみ子さんのご提案、「男性の月単位の育児休暇義務化と、ワークシェアリングでママも働きパパは早く家に帰り、残業代を雇用費に回す」。これは賛同企業が増えてきています。長時間労働是正の風潮が強い昨今、流れが出ていますね。 輝央さんの「10年前に比べたら、現在の日本の少子化対策は産みやすい環境になってきている」も実際に変化しています。私が出産した30年前などは、出産育児一時金は23万円しか出ませんでした。現在、産後に支給される一時金は一律43万円。yu-hoさんのご希望される中学卒業まで医療費無料の自治体もかなり増えて、経済的視点では年々良くはなっています。 ayaPaさんご提案の「共働き育児が『楽しそうで幸せそう、憧れる』というイメージを私を始め一人一人が持てるようになれば、結婚、出産を是非して幸せになりたいと思うようになる」「そのために法整備、環境整備も必要だが、そういったイメージが湧くような、心に訴える動画を制作し、SNSなどで拡散するPRも合わせて必要」というご提案も効果が高そうです。正論よりもワクワクした情報が、未来イメージを向上させるものですね。 Cheerさんの「罪悪感は不要だと安心させ、チームで助け合うやり方、ストレス対処法などを教えることで、職場内に仕事と子育ての両立の成功体験を一つずつ広める」という次世代ワーキングマザー支援案には、涙腺が緩むほど次世代愛を感じます。 一方、NOと回答した方々の投稿を見ますと、「少ない労働人口を前提とした税制、少ない若者を活用する政策を進めることにシフトチェンジすることが必要」と、FUKOさんやMariaさんのように「人口が減少する社会構造へのシフト」も政策としてすすめるべきですよね。 まさんは「個人個人の不安や問題とは無関係な政策・対策しか出して来ないのでは?それではうまくいかないと思います」。m_yukieさんは「夫婦間の収入格差が小さく、家事育児に協力し合い、将来に亘って働き続ける社会が当たり前になれば変わるのではないでしょうか」など、NOと回答した方々からも多くのご意見をいただきました。 これから2030年向けて加速化される少子化対策。今の17歳たちが13年後に平均初産年齢である30歳になる時期ですね。みなさんが、ご自身の居住地の自治体または政府に対し「少子化改善の15年計画」を提案するとしたら、どんなストラテジーを立案しますか? 働き方改革実現も確実に推進されている今、さらに少子化改善を加速させるためには、誰に何をどのようにする方策が必要でしょうか? 子どもが生まれてこない国になる前に、皆様とともに未来図を描き、検討を続けましょう。 みなさんのご意見・ご提案をお待ちしています!★大葉議長の過去の円卓会議より・働く女性と出産タイミング。考えたこと、ありますか?・「流産」の心配や経験、職場で話したことありますか?・10代の出産、毎週250名。知っていましたか?
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