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会議番号:3424 開催期間 2017年01月27日- 02月03日
トランプ大統領が発した中東などからの移民・難民を拒否するという大統領令は、世界中からだけでなく、米国内からも反発や批判が噴出しています。この円卓会議でも、永住権を持っている人まで米国の空港から追い返すような事態を引き起こした大統領の行動について、「あまりにも短絡的で、結局その程度なのかと失望」(kyoko004さん)という意見が出ています。 移民の入国を拒否してもテロ組織は入ってくるのだから、「テロ対策を理由に、移民者の入国の自由を犠牲にする必要はない」(morning1967さん)という分析も出ています。私たちも声を大にして「移民の国であるアメリカの理念はどこへ行ったの」と叫びたいところですが、これまで移民の受け入れに消極的だった日本の国民としては、その批判が自分のところに跳ね返ってくるのが辛いところです。 「今後は難民を少しずつ受け入れ、米国がなぜできないのか、と堂々と言えるようになりたい」(リンダ山本さん)、「国際社会の一員として日本も(戦争難民の)受け入れを考えなければならない日も近い」(DiamondBarさん)などが、日本も難民の受け入れを広げる必要があるという意見。 一方、米国が移民受け入れの政策を急に転換したことで混乱しているように、「異国民受け入れの歴史を持たぬ日本がすぐに(移民受け入れだった)アメリカの真似はできない」(kemkemさん)、「難民受け入れは国際的なメリットがないと賛成できない。やはりジャパンファースト」(ゆみ子さん)などが難民の受け入れに慎重な意見。「自国の利益を損なってでも国際平和が大事という精神論では勝てない」(cheetanさん)という意見もありました。 押し寄せるように来る難民の受け入れには自信がないので、「国連の難民支援に寄付する」(やっちゃん24さん)という意見も出ています。日本の現状をみれば、現実的な対応だと私は思いましたが、日本国憲法(前文)を引用しながら、「トランプさんばかりを見てしまわずに、世界を見渡して、手を携えられる国や人々を見つける」(ドゥーイグレッグさん)というコメントには、胸を突かれました。 「いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならぬのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる」 これが引用された憲法前文の文章です。日本は立派すぎる憲法を持っているようで、「宝の持ち腐れ」かもしれませんね。 さて、安倍首相がトランプ大統領と面談する日米首脳会談が近づいてきました。トランプさんの保護貿易的な発言に圧倒されている印象の日本政府に対して、「そんな及び腰で対等な話し合いができるのでしょうか」(nekosaurusさん)と心配する声も出ています。日米首脳会談で、安倍首相には何を言ってもらいたいですか? 考えてみましょう。★高成田議長の過去の円卓会議より・トランプ大統領誕生。日本ができることありますか?(2016年11月実施)・消費増税延期。安倍総理、信頼できますか?・中国と台湾の握手。これからの日中台の関係、気になりますか?
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