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会議番号:3424 開催期間 2017年01月27日- 02月03日
何を話し合うかではなく、会っていただくことが大事というのが、これまでの日米首脳会談。メディアも米国への出張費を正当化するためか、首脳会談をめいっぱい盛り上げるので、会えば内閣支持率が上がる、というのが常でした。しかし、今回の首脳会談は、中身が問われるものになりそうで、貿易問題でも、安全保障問題でも、日本の国益を損じるような「取引」(ディール)に応じれば、超長期政権をめざす安倍さんの命取りにもなりかねないと思います。 だから、「首を縦に振ることには、慎重になっていただきたい」(真打ちさん)と、釘を刺しておきたいですし、「アメリカへの追従ではなく、国際社会の中で日本が取るべき方向性を確認したい」(えこりんさん)と、私たち自身にも覚悟を求めたい気持ちになります。 安倍さんからトランプさんに伝えてほしいのは、「自国のために目先だけのことにとらわれて動くことは、世界秩序を乱し、結局は自国の利益を損なう」(ひるねさん)という正論です。そして、「自由と民主主義」というアメリカのブランドを傷つけないでほしい、ということ。「アメリカを尊敬し憧れる人たちは日本のみならず、世界中にいる」(DiamondBarさん)というメッセージです。 米国も欧州も、難民の受け入れには敏感ですが、「難民を受け入れるのは当たり前のこと」と言って、受け入れを実現させたフランスの市長さんの話を「le petit princeさん」が紹介しています。世界の代弁者としても安倍さんには発言してもらいたいところです。 トランプさんは、娘のイバンカさんから「安倍首相に従っていればいい」と忠告されたそうです。これがニセ情報でないのなら、安倍さんの話をちゃんと聞いてくれるかもしれません。もっとも、この情報は日本の官邸から流れたようで、「(トランプさんは)人を決めつけて見るので、日本人などが何を言っても響かない」(Jerryさん)という観察の方が正しいかもしれません。 安倍さんに注意していただきたいのは、トランプさんのコワモテ発言に動じないこと。「今の状況はトランプファースト。それならば、日本もジャパンファースト!トランプさんに惑わされないこと」(留加さん)ですね。日本には「のらりくらり」という言葉もあります。「弱腰にも見える粘り強いジャパンファースト」(kkoさん)が大切かもしれません。 パパ・ブッシュ大統領の時代に副大統領だったクエールさんは、失言が多く、日々の言動を観察しては、笑いの種にする「クエールウォッチング」という言葉がありました。ホエール(クジラ)ウォッチングの借用です。トランプさんの場合は、つぶやきの一言で世界が戦々恐々の状態。「トランプウォッチング」は、私たちが生き残るために必要な日課になってしまいました。ウォッチングの成果をまた語り合いましょう。一週間、ありがとうございました。★高成田議長の過去の円卓会議より・トランプ大統領誕生。日本ができることありますか?(2016年11月実施)・消費増税延期。安倍総理、信頼できますか?・中国と台湾の握手。これからの日中台の関係、気になりますか?
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