働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3436 開催期間 2017年04月21日- 04月28日
パパや管理職の方などいろいろな立場からの投稿、ありがとうございます! シンゴパパさんからは、まずはパートナーをほめて育てようと言う投稿。「洗濯の干し方&たたみ方が気に入らなくても、料理の片付けがメチャクチャでも、オムツを替えるのにオシリナップを大量に使っても、まずはほめてください」とのこと。せっかくやる気になっても、ダメ出しばかりされるとやる気がそがれますし、「ママの方が上手だから、ママがやった方がいいよね」とならないよう、ママ側のアプローチも必要ですね。ただ、パパをほめるのにもパワーが必要。まずはパパからママをねぎらうことも大切だと思います。 「夫は妻から言われるまで、ワンオペになっていることに気づいていない可能性が高そうです」(あさーかすさん)というご意見も。「職場の研修などに組み込む。……育児の先輩であるイクメンから学ぶ機会を作る」というのは大賛成です。自治体でパパ講座も少しずつ行われるようになってきましたが、男性が週末自治体の講座に足を運ぶのはまだまだハードルが高いようです。企業内で研修や取り組みが行われると子育て中の従業員だけでなく、いろいろな立場の方々の共有事項となり、また自分自身の業務改善にもつながると思います。 管理職であるDiamondBarさんからは、男性社員に対して「保育園の送り迎えや子どもが病気の際の遅刻、早退などは原則認めて、奥様のみの負担にならないようにと伝えています」とのこと。子育てをしたいと思っても、理解のない管理職がまだまだ少なくありません。もちろん、子育て中の従業員だけに配慮するのではなく、これを機に、職場全体の働き方を見直していただけるといいと思います。長時間労働が是正されることは、子育て中の男性だけでなく、子育て中の女性も働きやすくなりますし、介護や資格取得など自分のスキルアップを考えている独身の方にとってもうれしいことでしょう。仕事の効率化を進めて長時間労働がなくなることは、会社も残業代を支払わなくていいですから、会社への利益貢献にもなり一石二鳥どころかたくさんのメリットがありますね。私が理事をしているNPO法人ファザーリング・ジャパンでも部下が働きやすく力を発揮しやすい環境を醸成できる「イクボス」を増やすべく、イクボスプロジェクトを推進しています。 ワンオペ育児になっているママは、「自分時間を持つ」(がっこさん)ことが必要と思います。ずっと赤ちゃんと一緒にいることは、常にアンテナが張っている状態。赤ちゃんが寝ていても「ちゃんと呼吸しているのかな」と心配になりますよね。「ママをケアする時間と保育(地域ボランティアにお願い)がセットになったスタイルのサービスが増えたら」(ひるねさん)というアイディア、いいですね。自治体やNPOなどでもそのような講座を行っているところがありますが、もっと増えて気軽に参加できるといいと思います。フランスでは産後の親子対象にカフェなどでベビーマッサージ教室が行われ、たくさんの親子が参加し、悩みの共有もしているとフランス大使館のセミナーで伺いました。 ワンオペ育児の当事者ママnekosaurusさんからはわが家のルールを作っているという投稿もいただきました。あれもこれもでなく、優先順位をつけたうえ家事はある程度の手抜きも必要と思います。ノルウェーの仕事は“God Nok”「これで十分」からスタートするそうです。仕事も家事も過剰にならず、その分、家族や自分時間を大事にできる生き方を実現できたらいいですね。 今回の「『ワンオペ育児』。母親の負担を減らす方法、ありますか?」というテーマに対して、当事者ママのみならず、いろいろな立場の方からの投稿で4日目のコメントを締めくくることができたこと、とても希望が持てました。 初日の投稿でも書きましたが「ワンオペ育児」というネーミングによって、自分のことだとラベリングし、辛くなっているママがいるなら、ぜひ今回のみなさんの投稿を紹介していただけたらと思います。ワンオペ育児と思っていても、たくさんの応援団がきっと周りにいるはず。まずはパートナーと話をする、周囲に応援団を見つける、そして行政の子育てサポートも上手に利用して、子育てを楽しんでいきましょう。 ★高祖議長の過去の円卓会議より・しつけのつもりが行き過ぎる。理解できますか?・児童虐待防止のため、親のストレスサポート、必要ですか?・パパは子育て、してますか?
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.