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会議番号:3437 開催期間 2017年05月12日- 05月19日
今年5月3日、安倍首相が憲法改正を目指すフォーラムにビデオメッセージを送りました。その中で、憲法改正のポイントと時期を明言したことで、急に憲法議論に火が点いたような状況になっています。 安倍首相が明示したことは3点あります。ひとつは憲法9条の中に、自衛隊について明文化したいということです。ご承知のように憲法9条は1項と2項からなり、戦争の放棄と戦力の不保持が書いてあります。ここに第3項として自衛隊の存在を認めようということです。ふたつめは高等教育の無償化を盛り込むということです。憲法第26条には、第1項として教育を受ける権利がうたわれ、第2項に子どもに普通教育を受けさせる義務があること、その義務教育は無償であることが明記してあります。そこにさらに高等教育の無償化まで盛り込もうという提案です。そしてまた改正した憲法が施行される時期を2020年と明言しました。 安倍首相は改憲に熱心です。現在の支持率や衆参両院の与党の議席数からいって「やるなら今だ」と考えているのでしょう。憲法を改正する手続きは第96条に規定されています。衆参両院の総議員の3分の2以上が賛成して国会が発議し、国民に提案して国民投票などで承認を得ることと書かれています。 安倍首相の発言に対して、野党からはすぐに反発が出ました。しかし本来、国会の憲法審査会が憲法について議論する場ですから、首相の発言にかみつくことより、本当にいま憲法改正が必要なのか、どの部分を改正したらいいのかを真剣に議論するときだろうと思います。皆さんはどう思われますか。 憲法改正、十分に勉強できていますか? 憲法改正についての考えや、あなたが勉強していること、疑問に思うことなどを教えてください。 1週間、熱い議論を抽象論ではなく具体的に展開しましょう。よろしくお願いします。★藤田議長の過去の円卓会議より・経済記事、読んでますか?・中国の南シナ海進出、脅威ですか?・集団的自衛権行使容認、あなたは賛成ですか?
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