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会議番号:3473 開催期間 2017年12月01日- 12月15日
少子化、超高齢化社会の日本では、先行きを明るくする特効薬はないと思っています。NOBUさんがおっしゃるように65歳でも70歳でも元気なうちは働きたいと思っている高齢者も多いでしょう。これは特効薬ではないにしても、この日本社会を少しでも長持ちさせる方法であることは確かだと思います。要するに高齢者は、年金や介護の受給者となる前に、できるだけ納税者でいてほしいということです。 DiamondBarさんが言われるように、健康寿命を延ばすことも重要でしょう。病気、とりわけ生活習慣病のようにある程度、個人個人が気をつけることで病気を予防できれば、それによる医療費節減効果は決して少なくありません。 とはいえ、日本の先行きが決して明るくないことも認識しておかなければなりません。つまり私たちは「何かを諦める」ことを学ばなければならないのだと考えます。諦めるのは自分や親の介護や医療であったり、町のインフラであったりします。 親の世代のために個人の資産や国の資産を使う時代はもう終わっていると考えます。国の借金がGDPの2倍を超えるというこの異常な事態をこれ以上悪化させないためには、それこそ「選択と集中」が必要です。 その意味では、今こそ教育への投資が必要だと思います。安倍首相の方針は、その限りで正しいと考えますが、しかしその財源を増税分に求めたのは間違いです。増税分は本来、これ以上赤字を増やさないことに使われなければならず、それを新たな支出に充てたのでは元の木阿弥になるからです。もっと踏み込んで言えば、高齢者に回している分を削ってでも、子どもたちの教育を支援したほうがいいと思っています。こうした意見は、高齢者比率が高くなればなるほど、政治的に通りにくくなるでしょう。それをどうやって変えていくか、私たちに残された時間は長くはありません。 1週間ありがとうございました。★藤田議長の過去の円卓会議より・総選挙、投票先は決めましたか?・経済記事、読んでますか?・アベノミクス、まだ期待できますか?(2013年6月)
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