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会議番号:3492 開催期間 2018年04月20日- 04月27日
みなさん、こんにちは! 小児科医の田村大輔です。 今まで、ウイルス感染症やワクチン接種について円卓会議を行ってきましたが、今回は、少し視点を変えたテーマで会議に臨みたいと思います。 「母乳と粉ミルク。赤ちゃんの健康に影響があると思いますか?」 小児科医として生後2週間健診や生後1カ月健診を行っておりますが、哺乳量が少なく体重増加が不良であったり、時には脱水が進行していて入院を要したりと、生後3カ月未満の健診での哺乳トラブルは皆さんが予想以上に多いです。 もちろん、妊娠中から産科医や助産師さんは、母乳指導や人工乳(正式名称は調整粉乳)の哺乳の仕方や使い分けの方法をお母さんや家族に説明しています。 でも、中には産後の不安や周りからのアドバイス、さらには理想論を追求した育児本等々で母乳信仰が知らず知らず進む方がいます。そして、出産の疲れが癒えないまま8時間おきの授乳で疲労困憊し、特に初産で哺乳方法が分からず上手に授乳できないまま、生後2週間もしくは1カ月健診を迎える母児を見受けます。 不幸にも体重増加不良や脱水で入院してしまった母親から話を聞くと、母乳は「最上無二」で、母乳育児を強く勧められるようなプレッシャーを周囲から大きく受けるとの発言も聞かれます。 そこで、今回の円卓会議では、母乳と粉ミルクについて議論したいと思います。ご自身の経験でも結構ですし、周りから聞いている、もしくは自分が見聞きした知識でも結構です。もちろん、母乳が良い、粉ミルクが良い、こだわりや意見もあるかと思います。「母乳と粉ミルク。赤ちゃんの健康に影響があると思いますか?」YES・NOの投票と、その理由とともにさまざまなご意見を投稿してください。 では、1週間、よろしくお願いいたします。★田村議長の過去の円卓会議より・RSウイルス、知っていますか?・アニサキスやサルモネラ菌など、食中毒の予防。実践していますか?・はしか流行中。空気感染すること、知ってましたか?
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