働く女性の声を発信するサイト『イー・ウーマン』
会議番号:3505 開催期間 2018年07月20日- 07月27日
「高齢者のモビリティにおける課題を解決するためにはどうすればいいのか?」 について、実体験も含めてたくさんの具体的なアイデアが届きました。 ありがとうございます。 「(患者さんの家族が)自家用車で駅と病院の往復送迎をして下さっていました。」(ナカサワさん) 「京都府京丹後市丹後町で行われているUberを活用した「公共交通空白地有償運送」に注目しています。地元ドライバーと乗りたい人のマッチングにより、高齢者の日常の足として貢献していると聞きます。」(いぬいるかさん) 「坂道で高齢者の多い団地では乗り合いタクシーも見かけます。」(n.danさん) といったシェアリングの概念で考える方がおられました。素晴らしい取り組みだと思います。 これをまさに仕組み化していくのがシンゴパパさんの意見にもあるライドシェアなのですが、日本においては既存業界からの反発などもあり法規制を緩和することがなかなかできていません。 Uberさんが京丹後市丹後町と取り組む「ささえ合い交通」は、市民の十分なモビリティが確保できないと認められた地域のみを対象にした「公共交通空白地有償運送」の制度を活用していますが、乗車地点が丹後町内である必要があるため、目的地が町外の場合は片道しか利用できません。約4割の目的地が町外のため課題は大きいです。 必要な機能の移動についても言及いただきました。 「移動スーパー、移動病院、移動歯科、移動行政などを定期的に過疎地域に派遣」(にしひがしさん) 「移動スーパー、移動ATMの導入や、郵便局社員に来てもらう」(やっちゃん24さん) 最低限の用事については、このようなことができると助かる方が多いと思います。 ただし、67歳のあゆとあられさんからは、 「今寂れてゆく町で、助け合いを考える会のメンバーになっています。」 「移動手段はとっても重要な課題です。」「名案はありません。」という切実な声も届いています。 私がインタビューを行ったときも「お出かけをすることが唯一の楽しみ」「家にばかりいたくない」という考えをもつ方も沢山おられました。モビリティで解決することをここでは考えてみたいと思います。 そこで考えられるのは、長期目線の話になりますが自動運転です。まさにあきんぼさんやシンゴパパさんからも「バスの自動運転」というお声をいただきました。 akippaは駐車場予約アプリでドライバーさんとやり取りしている先に、自動運転のプラットフォーム化を目指しています。駐車場企業ではなくあくまでも「人と人が会う手助け」をする企業として実現を目指し、日本郵政グループ(日本郵政キャピタル)さんやJR東日本(JR東日本スタートアップ)さん、ニッポンレンタカーさんからの出資を受けて、提携しています。 まだ個人的な展望ではありますが、まずは課題の大きい地方に、シェアができる自動運転車を置いていきたいと考えています。料金は無料の想定です。クラウドファンディングを通して資金を集め、まさに助け合いの精神で実現できるのがベストですね。 しかし、2030年前後の世界で、高齢者の方がどのように自動運転車を呼び出せばいいのか? それを最後の問いとさせていただきます。 皆さまからのアイデア、お待ちしております。★金谷議長の過去の円卓会議・駐車場探しで困ったこと、ありますか?★金谷議長が登壇した第21回 国際女性ビジネス会議「新しい経済。シェアリングエコノミー」もお読みください!
イー・ウーマン
表参道カレッジ
eshop
©2014 ewoman, Inc.