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会議番号:3766 開催期間 2024年11月22日- 12月20日
第2日目の会議では、周囲の人たちにI statementを促すために、どんな工夫をしていますか、とお尋ねしました。いろいろな提案が集まりました。 きたさんの「シンク・ペア・シェア」は、I statementで、まず隣の1人と話す。そして、それを全体に話す、というI statementの2段階発表!というアイディアですね。本人がまず隣の人に、自分のI statementを話してみる。というのは、小さな環境で話すので、とても良いアイディアだと思いました。でもその後の発表は、一人ずつすることが大切ですね。どちらかが代表して話すと、I statementではなく「私たちは」となってしまいます。 JerrybさんやDiamondBarさんは、「私は○○だと思います。あなたはどうですか?」と相手に促しているのですね。レッズさんも同様で「それは他人の意見ではないですか?」とやんわり質問。これもいいですね。あさーかすさんは「女性は~」「男性は~」などの発言をした人に「あなただったら」と質問をしているとのこと。 2日目に少しお話ししたように、I statementというのは、まず「自分に価値がある」と思う自尊心からスタートします。自分の考えや体験が、チームの役に立つと考えることから始まり、それが発言意欲となるからです。しかしそれは、単純に主張することではなく、ましてや相手の考えを批評したり攻撃するものではありません。自分の発言をチームが活用できるような提案として語り、集まった多様な意見からさらに良い結論を、導び出すことが目的なのです。 ですから、これは自分一人がスキルを高めても成果につながりません。会社やチームの全員ができるようになると、ダイバーシティ経営が動き始めますね。会議ファシリテーション技術を高めたり、チーム全員がI statement技術を高めたりすることが大切なのです。 周囲の人たちと共にI statementのコミュニティを広げていくのが、会議ファシリテーションのスキルです。会議の司会とか議長ということと少し違います。参加者全員からのI statementを引き出していくという役割を果たします。 I statementで会議ファシリテーションをする方法は、 1)まず自分の考えをI statementで話して、あなたは?と発言を促してみる2)女性は、男性は、といった総論や複数形で話す人がいたら、「あなたは?」と聞いてみる3)I statementでまず隣の1人と話してもらう。そして、それを全体に発表してもらう、という2段階で自分の考えをまとめてもらうように工夫する の3つが出てきましたので、そこに私が加えるのは2点。 4)会議の最初にルールを伝えて、ゲームのように楽しみます。まず「私は」という主語で考えを話してみましょう、と。5)そして、全員が2つずつアイディアを出しましょう、などと全員が話すように促してみる などでしょうか。そんなことをして、自分も周囲も、I statementが上達してチーム力が上がると良いですね。 では最後の1日は、 I statement スキルで陥りやすい間違い、についてお尋ねします。自分で「これはI statement なのかな」と迷ったこととか、相手が話すことが「私は、と話し始めているけれど、これはI statementではないな」と感じたことなど、I statementスキルを高めるための注意点を、皆で事例を出していきましょう。体験や考え、お待ちしています!★佐々木議長の過去の円卓会議より・自分の内側のダイバーシティ、育んでいますか?・アンコンシャスバイアスは、何が問題なのか知っていますか?・女性社外取締役を増やす目的、ご存じですか?<運営事務局より>投稿は、お一人お一人の視点や体験を言葉にしていただく、大変貴重なシェアリングです。・自分を主語としたI statement で書いてください。掲載する投稿は、「私は」を主語に変更させていただく場合もありますのでご了承ください。・引用がある場合は、必ず引用元を明記してください。・議長からの各日の投げかけ(赤字部分)に答えた内容で投稿してください。
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