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会議番号:3521 開催期間 2018年11月16日- 11月23日
blueberry53さんの「ハードの武装より理論武装を」というのはとても興味深い意見だと思いました。日本が世界で何を目指して行くのかということと、どんな武装をするのかはセットということですね。 たしかに今の自衛隊で世界でも最新鋭と言われる10式(ヒトマル式と呼びます)戦車などはどれだけ役に立つのか疑問です。元々が「ソ連が北から侵攻してきた場合」に北海道防衛の中心的役割を担うはずだったのですが。 現在のように中国が脅威として浮上してくると、離島を占拠された場合に奪還する部隊が必要だというわけで、佐世保にそうした部隊を設置しています。上陸用舟艇もアメリカからAAV7という装備を購入しました。 こうした防衛力整備が多いか少ないかは議論のあるところですが、自衛隊は基本的にGDPの1%という上限を守っています。トランプ大統領はNATO加盟国に対し、GDPの4%を充てるよう要求しています。ただたとえ日本が防衛費を倍にしても日本は自主防衛できるわけではありません。とてもそんな能力を構築できないのです。 そうなると日本は集団的自衛権に頼らざるをえません。集団的自衛権は同盟相手国の戦争に巻き込まれるかもしれないという反対論があります。しかし自分たちは義務を果たさずに相手国にだけ義務を果たせというのは、それは無理な相談です。 バルトの小国エストニアは人口130万で軍隊は3800人しかいません。彼らはソビエト連邦の崩壊でソ連から離れたとき、すぐさまNATO(北大西洋条約機構)に加盟しました。それ以来、エストニアはアフガンなどにも軍隊を送っています。集団的自衛権の義務を果たしておけば、いざというときは自分たちを助けに来てくれるというわけです。 世界に一国主義が横行する中、日本はソフトやハードを含め、どのように外交を展開して「勝手な大国」を押しとどめるのか、いまそれが問われていると思います。★藤田議長の過去の円卓会議より・トランプ大統領の貿易政策、気になりますか?・第4次安倍改造内閣、よりよい成果は期待できますか?・海外メディアのニュース、ウォッチしていますか?
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